2000年モデル極上 ステンレススティール/18金無垢ベゼル★ユニバーサル ジュネーブ★Ref.284465/Cal.UG84

1930年後半から50年代にかけては、戦争でのアビエーションウオッチの必要性をうけ、各メーカーがクロノグラフムモデルの市場に参入、それにより完全エボーシュ専用としたバルジュ、ヴィーナス、ランデロンなどのエボーシュメーカー、そしてレマニア、アンジェラス、エクセルシオパークなどの自社の製品を販売しながらエボーシュとしての役割を担うメーカーなどが乱立し、華やかなクロノグラフの時代が幕を開けたと言っても過言ではない。

その中でも子会社としてムーブメントメーカーを保有し独自の自社製造ラインを確立、自社キャリ内でのモジュリングをも得意とし、コンパックシリーズというそれまでのメーカーにないひとつのモデルから連なるシリーズ作品として仕上げ、様々なシチュエーションとしてその時代に応じ誕生させていったフランドがあった。

UNIVERSAL GENEVE/ユニバーサルジュネーブ

1941年、ムーブメント製造会社をスイス、ポンドマ-テル(1911年創業マーテル社)に”設立、30分積算計付き2レジスター”ユニコンパックス”、 簡易脈拍計を付け医療に役立てた『メディコンパックス』、時差の激しい航空界において、世界のパイロットから愛された『アエロコンパックス』、31日のデイトダイアルを装備させた『ダトコンパックス』、そしてそのコンパックスシリーズの頂点に君臨し、”マテール社渾身の名機となる”281キャリをベースに1944年に開発されたクロのグラフ、トリプルカレンダーに月齢まで装備した”481キャリ”搭載の『トリコンパックス』など、クロノグラフムーブメントの製造、そしてモジュリングに至るまで、その複雑時計としてのユニバーサル伝説は、マテール社をゼニスに売却するまで続くこととなるが、その一旦途絶えた伝説は2005年オケアノスコレクション発表をきっかけにコンパックスの世界を復活させた。そして今回、ご紹介させて頂くのが同年に発表されたシリーズ原点となる”コンパックスRef.284.465″である。
その風貌は、当時のクロノグラフの世界を震撼させた大胆なデザインとなり、ユニバーサルフェイスそのもの、しかしその一見てロレックスのデイトナを意識したようなそのコスメティックは、ゴージャスに感じるブラック、シルバー、ゴールドの3原則色を思いっきり使い、パンダフェイスと呼ばれる愛着に富んだ最高の趣を魅せる。更にベゼルには贅沢に18金無垢を使用、プラスチックベゼルを採用し、そこにタキメーターとしての役割を担えすることで高級感が更にグレードアップしている。
機械は、レマニアが誇るカム式の最高峰キャリのひとつであり、アボロ月面の立役者である”321キャリ”の申し子”861″が搭載され、その美しさはカム式としては考えられないほどの洗練された美しさを配した昔ながらの18000振動のロービートを奏で続けている

【コンディションなど….】

日差±10秒、ガンギ、テンプ、ゼンマイチェツク、注油済みの3ヶ月保証お付けいたします。クロノグラフ完全稼動、0ポジション戻りOK。ケース、ベゼル、バックケースすべて完璧と言えよう。