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MODEL | Ref. 5645-5000 彫金角型 |
MOVEMENT | Cal.5645A オートマティック |
AGE | 1973年 |
MATERIAL | 18金無垢 |
SIZE | 30mm(クラウン含めず)×40mm(ラグ to ラグ) |
激希少!!!1973年18金無垢彫金角型★グランドセイコー★Ref.5645-5000/Cal.5645A
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世界が震撼し、怪物と呼ばれたセイコーヒストリーは、当時、未だ世界で誰も知らない服部時計店というオリジンから始まった…..
戦後から1950年代に入り急激に高度成長を遂げていった日本、戦後最大の自殺者数までも出した時代でもあり、逆に洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの3種の神器が誕生し、夢や希望に全力を傾けていた時代でもあった。そんな時代、時計という物質は言わば人生の勝利者が手にするものであり、一種の憧れであり、その時計を手にすることを目標にし勝利者を目指した人も少なくない。その象徴的産物のひとつが服部時計店”セイコー”ブランドであったことは間違いない。
独特なトライアングルブリッジの象徴的造形、Cal.560、19石から21石への軌跡を歩んだセイコークラウンはその集大成であり諏訪精工舎の息吹の原点となり、”フェザーCal.60” 第二精工舎の追手をくじく形となった諏訪からの使者”Cal.3140”セイコーライナーを生み、そして諏訪魂として世界にその名を轟かせることとなった”Cal.3180”GSグランドセイコーファーストモデルを誕生させることとなったのは言うまでも無い。それは後、セカンドストーリーとして、430,5722キャリと続き、第二精工舎からの”44GS”、セイコー初となる自動巻き諏訪の”6245キャリ”が登場した1967年、日本は今ままでにない高度経済成長を遂げた。同年セイコーはヌーシャテル天文台コンクールでシリーズ賞2位という日本史だけでなくスイス時計史上に残る偉業を達成したことは言うまでもない。しかしそれはその後の天文台コンクールの順位付けの廃止に繋がり、諏訪初の手巻き36000振動”45GS”、そして第二精工舎初となる36000振動自動巻き”61GS”からそれぞれ月差±60秒、グランドセイコー特別調整品”VFA”という怪物まで生み出された。そしてそれは、世界の順応した多彩な時計デザインに対抗する為に、GSの精度を保ったまま、より薄く、そして小さくすることで、角型、オーバルなど多彩なケース形状に順応するように”Cal.5645”が誕生した。しかしセイコーが世界に発信したクオーツにより1973年、”5645キャリ”を最後に機械式GS、言わば、諏訪と第二精工舎が繰り広げた熱い匠の魂の壮絶な戦いに幕を下ろすこととなった。
そんなストーリーを簡単ではあるが、お伝えし今回ご初回する一品は、最後のセイコーストーリーを語る”5645GS”、そしてケースリファレンス”5000”をつけ、1973年3月製造を示すシリアル”330059”をバックケースに深々と刻み、オイルショックのブラックマンスに製造された今回の一品はご存知、贅沢極まりない18金無垢モデル。何とダイアルにはギョーシエが施され、ベゼルと一体化となりオメガ、ホイヤーなどのモノコック構造を慄かせるような構造を持つフロントケース部分にも贅沢にギョーシエ彫りの彫金が施されている。当然、とてつもないオーラであるが、品のあるスリムな時、分針が、28800振動に落としたGSの耐久性への気配りも感じ、GS最後に相応しい凛々しいモデルであったことに疑いの余地もないだろう。ダイアルは経年によりややヤケが見られるが、年代的にはかなり綺麗と言えよう。彫金の素晴らしい18金無垢ケースは、目立つキズも無く最高のコンディションである。
以上….諏訪、第二精工舎の魂を語り継ぐ者たちへ捧ぐ一品として…….
【コンディション】
日差±20秒、当社、カンギ、テンプ、ゼンマイチェック、注油済み3ヶ月保証。ギョーシエダイアルは経年によりヤケは多少でているが、年代からしてもかなり綺麗な状態です。ギョーシエ彫りの18金無垢ケース、バックケースは目立つキズの全く無い状態です。