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MODEL | ラウンドカルティエ ビッグローマン |
MOVEMENT | Cal.2512 手巻き |
AGE | 1990年代 |
MATERIAL | 18金無垢 |
SIZE | 24mm(クラウンガード含めず)×29mm(ラグ to ラグ) |
激希少18金無垢/ビッグローマン★ラウンドカルティエ★Cal.2512手巻き
SOLD OUT
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1850年代、華麗なフランス宮廷文化が花開き、富裕な貴族、王族達が宝飾へへ憧れを求め、その宝飾が持つ魅力と、そこに蠢く禁断の愛というドラマがそこには存在し、人の持つ真実の姿が、宝飾の世界を舞台にリアルに映し出されていたのかもしれない……
Cartier….カルティエ
1870年普仏戦争が勃発し、終止符が打たれ、それを境に世界は新興のブルジョア達で、宝飾業界は盛んになっていく。そんな最中、カルティエはカルティエ史上最大の功労者である”3代目ルイ・ジョセフ・カルティエ”をCEOに迎え、腕時計の製造に着手していく、1907年、ジャガー・ルクルトとして後年、その名は永遠のものとなるが、当時フランス一と謳われた天才時計技師である”エドモンド・ジャガー”の時計の独占販売権を取得し、そのジャガーの天才的技術と発明を最高の時計技師として雇い入れた”モーリス・コリエ”と共にその時計製造センスを独自のものとしていった。そして1920年代に入り、アールデコスタイルが世界に浸透し、カルティエの時計に対する思いは世界的な地位を固めることとなるサントス、タンク、トノーを生んだ。しかし、その伝説を築いた”3代目”ルイ・ジョセフ・カルティエ”がこの世を去ることとなり、ひとつのカルティエの時代が終わった。しかしその後のカルティエは、ルイの思いを引き継ぐかのようにその繊細なスタイルの造形の拘り、質、そして完璧を求めた完成度を追求し、パンテールを見てもわかるとおり、カルティエの形であるガーランド、アールデコスタイルをどの時代も追い求め続けた。それは宝石のセッティングのし易さ、セッティングの耐久性として実用に常に重点を追い求めたことは確かである。カルティエにラウンドのモデルが少ないのは、そのルイ・ジョセフ・カルティエ”の真実の思いが現代に今も尚、生きづいていると言っても過言ではない。それはシンプルが故にラウンドに対しての美を追求する難しさ、それを追求した時、果てしない答えの無い美への永遠なる模索が始まることもすべてルイは知っていたのかもしれない。
そんなカルティエの真実の思いを伝えるモデルが今回の一品であるのかも知れない。それはマストでも無く、コリゼでも無く、ベニュワールという一種独特な球状でも無い。至ってシンプルでもある、そしてラウンドを追求する為にラウンドのフロントの様相からシリンダーへと造形を変えるクオリティーの高さ、バックケースは緩やかなカーブを描き、持った感触の良さも見逃せない。シルバーのダイアルに大き目のローマンスタイルを描き、ブルースティールの時、分針が最高の抒情詩ともなり、サフアィアをクラウンに何気なく配置したのは、カルティエらしさを忘れないでいて、そしてカルティエらしくないシンプルさが、自分らしいカルティエを望む方には、最高のあなたのパートナーとなることは間違いない。そしてムーブメントは、ETAベースの”Cal.2512”、しっかりとしたルビーの受石の確かさ、ガンギにはしっかりとゴールドのシャトン留めも施され、18000振動の熱き高鳴りが機械式への拘りを十分に魅せてくれている。
【コンディション】
日差±30秒、当社ガンギ、テンプ、ゼンマイのチェック済み。で最高の一品。ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ダイアル、ケース含めミントコンディション、最高のコンディション。