超美品★グラハム ソードフィッシュ グリロー★GMT アラーム Cal.G1711

 1994年、エリツク・ロトとピエールアンドレフィナッツィらが、18世紀のイギリスを代表する時計職人であり、クロノグラフの父と呼ばれた”ジョージ・グラハム”の名を冠したブランドを立ち上げようとしたが、イギリスの商標所有者からの莫大な商標権料の提示に対し、資金不足の為、グラハムの名を借り市販する権利のみという契約に留まり、ヒストリー性に乏しい厳しい創業の中で、当時のジャケ社CEOであった”ジャン・ピエール・ジャケ”(現在ではフレデリック・ウエンガー”により2001年買収、”ラ・ジュウペレ”として20社以上のスイス時計メーカーを顧客に持つ世界最大のモジュールメーカー)が、突如、加わったことにより質の良い時計づくりに成功、1997年のバーゼルで世界にその名を轟かせた、いわゆる幸運を手にしたと言っても過言ではないスイス時計史上稀にみる奇跡の創業劇であったのは言うまでもない。そんなグラハムから今回、2010年にセンセーショナルに登場した最高の一品をご紹介させて頂こう

『SWORDFISH GRILLO ALARM GMT/ソードフィッシュ グリロー アラーム』

水中深くから妖しく伸び出でる大型偵察望遠鏡のように装備された3時位置のビッグデイト。視認性を高める為に、横からみるとほどよくラウンドしたサァイアグラスがレンズとなり怪しげな様相としてデイトナンバーを浮かび上がらせる。46mmのケースにその美しい曲線を描いた独特なフォルムとして反り返るステンのフレームが圧倒的存在感として装備され、闇夜へと変わる瞬間に、その魅惑たる真実の姿としてスパールミノバ夜光が、12時、6時位置のインデックスの発光時間をより長くし時を永遠のものとしている。更にレフトサイドに示された24時間カウンターを2時位置ケースサイドのクラウンで操り、セットした瞬間、辺り一面に音色が広がっていく。

第一次世界大戦中、イギリスで、それはより早く、そしてより美しく華麗な走りを魅せた高速潜水艦”SWORDFISH/ソードフィッシュ”を彷彿させる時計という概念を覆されたこの迫力。驚きが先にくる時計に出会うことはなかなか無い。当然、マンネリ化した現代を象徴する現行の時計ではまずこの感動は味わうことは不可能と言えよう



【コンディション】

日差±10秒、当社ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。アラーム完全可動。ケース、べセル、バックケースすべて目立つキズ無しの最高のコンディション。