エルヴィスに捧ぐ…★ロード・エルジン★ジャンピングアワー Cal.721

 知ってるかい、僕が家で一人ぽっちで座っていることを

もし来れないのならせめて電話ぐらいしてくれよ

冷たくしないで僕のホントの心に

もしも僕が言ったことで君がブチ切れたのなら

お願いだ、過ぎたことは忘れておくれよ

ふたりの将来は明るいよ冷たくしないで….

こんな熱い情熱的な思いを歌った”Don’t crue….冷たくしないで”の曲がかろやかにどこからともなく聞こえてくる………


エルビスプレスリーが1950年代後半に愛着し、ポスターにも着用され、全米では一時期、人気を博したモデル”ジャンピングアワー”。ロード・エルジンを象徴とする角型であり、その半端ではない形状は、レクタンギュラーのケースにセンターフロントからステップをつけ、更にケースごと湾曲に反り返らせた” レクタンギュラーステップドカーシブドケース”。その独特の形状は、更にそのフロントに添えられたアクリル風防を覗くカウンターが何と時間、分針ほデジタルで表示する言わゆる”ジャンピングアワー”である真実とコラボし、ロード・エルジンという世界を象徴とする最高モデルであったのは間違いない。そのケースは当然、知る人ぞ知るワーズワース社と共にアメリカを代表するケースメーカーである”スターウオッチケースカンパニー”製の14金張り、そのケースの作りは当時絶大な信頼性でスイスメーカーがアメリカ進出にかかせないケースメーカーで、ルクルト、ジラール・ペルゴ、ブライトリングなど、そしてご存じ1969年人類が世界で初めて月に到着した時、パイロットの腕に嵌められたオメガのスピードマスターのケースを担当していたほどのケースメーカーであることは言うまでも無い。
ムーブメントは象徴とする21石の”721キャリバー”。パーツひとつひとつが分厚く、ブリッジの受け石ルビーをガードする為にプレートをスクリューねじで留めるほどのしっかりとし作りとなっている。そこにはUSAの文字がロード・エルジンのアメリカ魂を叫びたるがごとし深々と刻まれていることは事実である。

【コンディション】
日差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品。ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。リューズに多少アソビがございますが使用上には全く問題はございません。ケースは全体的にも小キズはございます。