幻..1960年代希少ローマン18金無垢シャンパンゴールド★オールド ショパール★Ref.2013/Cal.4122

 L.U.Chopard & Cie……Geneve


角という空間に敷き詰められたローマンナンバーに囲まれるようにそのカーシブに描かれたその言葉の意味は現在のマニュファクチュールショパールを語る上で、この響きは特別なものであろう。
1965年6月16日このエンブレムが初めて登録され、それは1980年頃、忽然と消えてしまうこととなるが、今回ご紹介する逸品が、現代に残るショパール伝説ヒストリーとしてショパール家とショイフレ家の真実の絆を唯一この現代に語る逸品としてここに存在することをまずはお伝えしたい。
18金無垢という25mm径のスクエアーは、そのローマンナンバーを描く上で、一番相応しい造形であり、シンプルな2針、いや秒針という時間に囚われず、唯一時間を制覇したもの、いわゆる人生の勝利者だけが持つことが出来る意味ともなろう、当然そこには3代目” ポール・アンドレ・ショパール”が1963年劇的な出会いとなる、経営者という道から技術者への道へと選ぶきっかけとなった現在のショパールに至る”ショイフレ一族”の原点たるドイツ全土にそのジュエラーとしの名を轟かせていた”カール・ショイフレ”のジュエリーセンスの証として3時位置のクラウンの先に品格としてその存在感を永遠のものとする”ブルーサファイア”が燦然と輝いている。そしてそのクラウンを指で挟み静かに巻き上げ、その先からせせらぎのように静かに聞こえてくる時の語らいは、21600振動の緩やかなロービートを奏で、持つ者を優しいオーラで包み込むようなそんな漂いを感じさせてくれる。当然、その内なる優しい鼓動は、17.2mmという空間にショパールの伝統技術を注ぎ込んだフェルサ4122を自社でチューニングし直し、特にゴールドメッキされアングラージュを施したブリッジに備えられたビジョンブラッドのエクストラ天然ルビーの受け石は、油の保油率を高めるオリーベの造形技術を施し、更に耐震インカブロックも独自で変更、ガンギ車にも摩擦負荷を軽減する為の独特の軸受けを採用するなどさすが現在の”L.U.C”キャリの原点を感じさせる最高のクオリティーを感じることが出来る。


1965年4月1日このダイアルに刻まれれた『 L.U.Chopard & Cie Geneve』エンブレムは、申請され、同年、6月16日初めてダイアルに刻まれることとなるが、その神髄は、創業者”ルイ・ユリス・ショパール”が1860年、一年間の2/3雪で閉ざされたジュラ山脈のソンヴィリエ創業し、その名は次の世代に’Le Petit Fils de L.U. Chopard et Cie S.A”として引き継がれ、1963年、ポール・アンドレ・ショパールが、経営という単純な言葉に囚われずショパール一族を存続し、そしてその名を永遠のものとする為にカール・ショイフレとの運命的な出会いの中、ショイフレ一族にその経営を委ねた…そしてその名を引き継いだ”カール・ショイフレ”がアンドレとの固い絆の先に1965年4月1日、この”L.U.Chopard & Cie”は申請されたことをしつこいぐらいにお伝えしておこう。そしてショパール一族の最後となる” ポール・アンドレ・ショパール”はこの世から去る1968年まで、彼はその一生をショパールに捧げた。そしてその創業ヒストリーは、現在の”U.L.C”に引き継がれていることは紛れもない事実である。


【コンディション】

月差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済み、ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ダイアルは経年のヤケが全体に薄っすらと広がる完全オリジナルの最高のビンテージコンディション。ケース、バックケースは極小キズはございますが、目立つキズの無い最高の逸品です。