PRICE | |
---|---|
MODEL | Ref.W31030H3 カルティエ パシャ クロノグラフ |
MOVEMENT | Cal.205(BASE FP 1185) オートマティック |
AGE | 2000年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 38mm(クラウン含めず)×48mm(ラグ to ラグ) |
Ref.W31030H3★カルティエ パシャ★クロノグラフCal.205(FP1185)
SOLD OUT
申し訳ございません。こちらの商品は現在売り切れです。
同モデルあるいは近いモデルをお探しすることが可能な場合もございますので、
お気軽にお問い合わせください。
1847年、宝石細工師であるルイ=フランソワ・カルティエがジャエリー工房を開き、弟ピエールと共に1904年、フランスの伝説時計技師”エドモンド・ジャガー”との出会いにより、腕時計の世界へ進出していったカルティエ。王室ご用達として各国の国王から愛され続けてきたジュエラーから2008年新工房”オルロジュリー”設立もあり、初の自社キャリ”Cal.9452MC”開発により時計の分野において完全にマニュファクチュールとしの威厳まで備えたカルティエだが、やはり腕時計としての原点たるサントスから始め、タンクへと続いていく時計ブランドとしての顔を本当の意味で世界に認識させたのが、今回ご紹介する”PASAH/パシャ”ではないだろうか。
カルティエと言えば、エドワード7世というイメージがある如く、イギリス国王以外に植民地であったオーストラリア、ニュージーランド、インドなどの国王も兼任し、世界的な顔の広さで、各国の王族達にも影響を与え、カルティエジュエリーを身に着けることが王族にとっての最高のステイタスとなっていったのは言うまでも無い。そのカルティエ本来の気高く気品に満ちあふれたそのブランドイメージを確固たるものとして甦らせたのが、皇族達の敬称たる語源である”パシャ”なのだ。
特に現在のカルティエの軌跡を感じるクオリティーの高さを限界へ導いた今回ご紹介するモデル”REF. W31030H”は、実用性の部分を防水”100M”で表現し、おかぶでもあるジュエラーとしての気品の高さは、ケースの形状だけでなく、回転ベゼルでさえも緩やかなカーブをもたせ、ダイアルは当然ギョーシエの光沢のシルバーをベースにクロノグラフとしての顔を深めのイン溝仕上げすることで、立体的造形をダイアル自体で楽しむことが出来る。更にラグはフレキシブルなスクリュー式とし、クラウン(リューズ)をガードする脱着式カバー、そして2時、4時位置クロノグラフのプッシャ―にブルーサファイアをあしらえるという贅沢極まりない最高の様相を備えた。更に、それまでのエタをベースとしてきたカルティエが、ムーブメントの中までクオリティーの高い、フレデリックピゲ”Cal.1185”をベースとし、自らブリッジ、ローターにまでカルティエのダブル”C”マークをギョーシエのように施し、そこにはインハウスナンバーである”205゛を与えた。当然2010年問題のスオッチグループとの関わり合いを匂わすふしも感じられるが、そのクオリティーの高さは、”フランク・ミューラー”、”ピアジェ”など高級ブランド向けといった供給先は、そうそうたるブランドばかりである。当然、ピラーホイールの自信に満ちあふれた存在感、クロノグラフブッシャーから無理のない操作感を味わえるクロノグラフ機構の配置は独特のバネが取り付けられたオペレーティングレバーからダイレクトにピラーへと伝わる安定した動き、クロノグラフ伝達方式を動作時の針飛びを軽減した垂直クラッチを導入し技術的にも、他クロノグラフキャリには真似できない高さを誇る。配置はエルプリ”Cal.400”と酷似しているが、その仕上げはエボーシュの段階からアングラージュの面取りに仕上げ、高級ブランド向けとして開発されたことが伺える。ご存じ、マニュファクチュールの祖としての存在であるジャガー・ルクルト社が搭載するぐらいであることからもやはりエルプリメロとは格段の差で”1185キャリ”に軍配があがるであろう。
そんなクロノグラフ高級機”Cal.1185”を搭載した今回のカルティエの逸品は、まさにすべてにおいて完璧を求め、現在のマニュファクチュール”カルティエ”へと導いた伝説ペットネーム”パシャ”であることを再認識することであろう。
【コンディション.】
日差±20秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。クロノグラフ完全可動、0ポジション戻りok、ベゼル部分に極小のアタリキズがある程度で他は、ミントコンディションと疑いたくなるほどの美品である。