伝説トリプルカレンダー&月齢★ユニバーサル・ジュネーブ★Cal.291☆1940′s

 当時未だ、モディファイという言葉が確立されていない時代、真っ先ににモジュールを基盤とした自社キャリを開発したユニバーサルが、トリプルカレンダー機構のメインである”Cal.291″を最高モデルとして、モディファイしたムーンフェイズを備えた最高級モデルである『トリプルカレンダームーンフエイズ』をご紹介したい。
当然、トリプルカレンダーモデルは、市場的に出回りは未だ未だある。しかし、トリプルカレンダー機構に6時位置月表示の同軸にムーンフェイズをつけたモデルは、世界的にも市場に出回ることが奇跡に近いとも言われている。それは、当時、販売価格に対し、コストがかかりすぎるということと、すでにトリコンパックスが市場で人気を誇った為に、短い期間で製造を終了しているとも言われている。
又、年代的にもダイアルの劣化が激しくオリジナルのまのコンディションで出会えることは奇跡であると言っても過言ではない。それが今回の一品はヤケは全体に広がっているが、60年以上の年輪を感じさせてくれる最高の逸品。見ただけで哀愁を感じるその趣はダイアルいっぱいに埋め尽くされたカレンダーという機構がそれぞれ違った表現方法で最高の味わいを出している。3時位置の31日だけ赤表示したデイトインダイアル、6時位置の曜日のインダイアル表示、その中にこのモデルの最高のどよめきを感じるムーンフェイズが言葉もにならない感動へと導く….15倍以上のキズ見でその世界を覗く..そこに広がる月に描かれたその顔には眉毛、瞳、鼻、唇を丁寧に描かれ、当時の妥協しない職人の匠の技を感じることができよう。それにより9時位置の永久秒針でさえも特別な存在として感じてしまう。当然、ダイアル外周のナンバーインデックスも立体感のあるアプライドで仕上げられ、時、分の視認性も確かであり、コンプリケーションとして最高のステイタスを感じる逸品であることは間違いない。そして心臓部であるCal.291の雄叫びは、パーツ一つ一つのしなやかな曲線で面取りされたアングラージュの技術をふんだんに使い、耐久性の証として現代に伝え、鋭利な刃物が、描きだすかのような3セパレイトブリッジの美しさはモダンアートの象徴として、そしてそこに精度の象徴としたデカめのチラネジテンプが、風を切る如く、18000振動のゆるやかなビートで、60年の時の繋がりを今も尚、日差±60秒という精度で語り続けていることもお伝えさせて頂こう。


【コンディション】

日差±60秒、完全OH済みの最高の一品で、ムーブメント6ヶ月保証お付けいたします。トリプルカレンダー、ムーンフェイズ機構完全稼動。ケース、バックケース、ベゼルすべては目立つキズの無い最高のコンディションである。ダイアルは当然、裏の爪足、溶接痕の有無のチェック済みで60年以上の年輪を感じさせる当時のままのオリジナルコンディション。