ニアミント☆トリプルカレンダー&クロノグラフ★エベラール★18金無垢/ステンレススティール

 自社でクロノグラフ、そしてフライバック機能まで自社で開発したが、その開発がブライトリング、そしてロンジンに遅れをとったただけで世界の称号を手に入れることが出来なかったメーカー”EBEHARD & CO/エベラール”。ほんの少し早ければ今頃、世界一の称号を手に入れたのかもしれない。そんなエベラールも伝統的モディファイを引き継いだ現在、クロノグラフのあるべき姿を根底からひっくり返した”CHRONO4”そして1930年代、腕時計で8日間巻を実現したモデルを復刻した” POSTILLON”、又、世界のエベラールへと導いた”SPRIT SECOND”など複雑時計を得意としたエベラールの底力を復刻版をとおして世にしらしめてきたエベラールから今回ご紹介するのは、マニュファクチュールから誕生し、モジュラーとしての技術も兼ね備えた1950年代のオールドエベラールの漂いを感じる最高の一品をご紹介したい。

NAVY MASTER/ナビマスター

その名の如し、デイトナビとも言えるその様相たるは、ダイアルいっぱいに埋め尽くされたコンプリケーションデザイン。当然この手のモデルは、いろいろなブランドから発売されているが、クロノ4で話題をさらったエベラールらしく、各機構に対しての針をすべて違うデザインとし、統一性に拘る時計の分野の常識をまたもや打ち破ったモデルとなった。12時の月、曜日同時配置であるクロノグラフ30分積算計針には、シンプルに黒バトン、6時位置の12時間積算計針には真っ赤なバトン、そして9時位置にあるゴールド針の秒針と同時配置である24時間針にはルミナス(夜光)を装ったアロー針、そしてセンターのデイトポインター針には、白の軸にイタガネヘッドと、統一性を全く無くすことで、逆に統一性を感じてしまう摩訶不思議な感覚がたまらない魅力のひとつでもあろう。そしてまだまだ続く、エベラールワールドは、18金無垢ベゼルを配した均整整ったスティールボディーは、12時位置のスペイン語表示の曜日カウンターを調整するプッシャーを10時位置に突起させ、3時位置のクラウンの周りに8つのゴールドの球状をとりつけ、クラウンの操作感か軽くなったことはもちろんの事、その大胆なデザインは、やはりエベラールと言わんばかりの様相である。
当然、この様相からして、おわかりのとおり、7750キャリのトリカレ版である”7751キャリ”をベースに調整仕上げたムーブメントにな与えられたインハウスナンバーは”1161”。モジュリングせずに素直に表現し、カム式独特の固めのクロノグラフプッシャ―は、人の手で操作するという極めつけの快感を味わうことが出来よう。



【コンディション】

日差±20秒、完全OH済み、ムーブメント6ヶ月保証お付けいたします。クロノグラフ、トリプルカレンダー完全可動、0ポジション戻りOK。子キズすら無い最高の状態とも言えよう。