超美品☆Ref.H776650★ハミルトン カーキエアレース★GMT Cal.2824-4

 1892年、ランカスターウオッチカンパニーから発祥し、ランカスター創業家”ハミルトン2の名を冠してスタートしたアメリカを代表する時計メーカーであり、1892年のオハイオ州の列車事故をきっかけに、それまで必要としなかった鉄道時計アメリカタイムキーーパーとしての役割を担い、”グレード940”などアメリカ懐中時代の基礎ともなった。第二次世界大戦中には、アメリカの時計メーカーでは唯一のマリンクロノメーターの制作、そしてアメリカ軍用時計など世界にもその名を轟かせてきた。ご存じ”エルビスプレスリー”がこよなく愛した時計としても有名な世界初電池式時計”ベンチュラ” の造形への独創的発想や、1969年、当時のホイヤー、ブライトリングが世界初自動巻きクロノグラフの開発の折、マイクロローターの提供や、莫大な開発資金提供など時計産業の発展に対して世界的にも主軸的存在となっていったのは言うまでもない。
メンズモデルを1920年頃から、突然一旦製造を休止して、その後1950年頃から製造し始めるが、1928年の”コロナード”に発するトノー型に角型をフュージョンさせた”パイピングロックは、アンティック好きな私のハートを釘付けのした記憶を未だ覚えている。現在はスウォッチグループとして、その世界的威厳、ブランド力が薄れてきているが、カーキシリーズ、アメリカンクラッシックを主軸に現在は、オールドハミルトンの底地からを復活させようとしている。
そんなハミルトンから今回ご紹介させて頂くのは、2007年に発表されたスポンサードカラーであり、空港法で定められたオレンジを大胆にインデックス、ベルトに採用しプロ仕様とした視認性を高めたその名のとおりカーキシリーズの最高傑作エアレーススポンサードモデル”Ref.776650”をご紹介したい。
それまでユーザーからのオファーの高かったオレンジカラーを初めて採用し、これぞ航空時計というイメージを期待どおりに形に変えてくれたことは世界の人々から今でも愛されているひとつの理由であるとおりダイアルとケースに連動するスペックとしてストレートに表現し、エアレースモデルの定番となったGMT表示をダイアルセンター左位置の小窓に表示し、9時位置のクラウンでエアレース開催地をインナーベゼルに加工された小窓のカウンター内にディスクを回転させることで表示、4時位置クラウンでは、そのエアレース開催地を表示させるカウンターのついたインナーベゼル自体を動かし、燃料残量、航空時間を設定し、その設定ポイントをいかなるパフォーマンス上でも視認し易くする為にインナーベゼル上にスケルトン針を装着するところなどは憎らしいほどの演出であろう。機械的な内面におけるスペックを向上させるのではなく、コストパフォーマンスの限界に挑戦した機能面からのスペック向上は2010年問題からスイス時計の価格が上がっていくに中で、今回の一品のようにプロ仕様としても通用とする一品を手に入れるという嬉しい事実であることには間違いない。

【コンディション】

日差±20秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品。ムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ケース、ベゼル、バックケース、ブレスも含め小キズ、目立つキズがない最高の逸品。