セネタパノラマデイトムーン★グラスヒュッテ・オリジナル★Cal.39-41美品

 『オールドファッション』という言葉が、最高に似合う時計とは、今回、ご紹介するような一品ではなかろうか….

エキシビジョンバックのサファイアクリスタルから覗けば、誰しも、迷い込んだら二度とその世界から抜け出せないような驚きの優雅な空間に広がるムーブメントのディテイルは、ニバロックスの素材に拘りを魅せた自社製ブレゲヒゲゼンとするテンプ周りに光るスワンネックは、徹底した検査の中、他メーカーよりも多く等級に分け管理するとい徹底ぶりの中で、精度を追い求めた結果が芸術という言葉に変わって行くプロセスを感じることが出来よう。そしてローターにさえも、21金無垢の素材を使い、高い巻上げ効率を実現している。
当然、ムーブメントのクオリティーが高い場合、そのコスメティックな部分に対し、シンプルにせざるをえない場合が多いが、ドイツメーカー特有の斬新に導かれたその様相は、10時位置に万分の一の誤差に追い詰めた月齢”ムーンフェイズ”を30mmというダイアル空間に対し6mmのコンパクト径に押さえ、深めのイン溝仕上げを施し、その対向線上の5時位置に、よりカレンダーを大きくする為に2つのカレンダーデッスクを装備し、そこにも深めのイン溝仕上げとした立体的造形の憎い演出をすることにより、ひとつひとつデイト、月齢という単なる時を読み取る行為を機能美に変え、いわゆるダイアルという空間をより美しくさせる為に、数学的、そし物理的にもはじき出されたドイツ特有のインスターレーションの空間技法の匠の技をこれでもかと官能することが出来よう。そんなドイツが誇る、いや、世界が認めた真実のグラスヒュッテという言葉に隠された真実の証を唱える今回の一品は、ルイジアナアリゲーターの本革ストラップには使用痕がございますが、他は、全くと言っていいほどの無傷の状態で、幸せの切符を手にした落札者様に心を込めてお送りしよう。

ドイツのザクセン王国の宮廷時計師だった”フェルディナント・アドルフ・ランゲ”が1845年にザクセン王国の融資を受けて工房を開き、その意志は、ドイツ敗戦下の歴史の真実の中で、職人の魂を宿し、1990年の東西ドイツ統一を経て、ひとつはランゲ一族(4代目ウォルター・ランゲ）の血統として”ランゲ・ゾーネ”として蘇り、そして”フェルディナント・アドルフ・ランゲ”がグラスヒュッテに開いた工房”ランゲ・ドレスデン”直系として蘇った”グラスヒュッテオリジナル”。現在、リシュモングループとスォッチグループとしてそのランゲの意志は、2つに分かれているが、ドイツは、もちろんの事、スイスブランドの連なる中、最高級ブランドの位置づけとして語り継がれるだけあり、すべてにおいて最高にすばらしい時代であった1950,60年までの職人が手作業ので作っていた物づくりの時代を現代に蘇らせた今回の一品である『グラスヒュッテ・オリジナルのセネタ パノラマデイトルナ/ムーンフェイズ』。この心に感動を呼び起こすことをお約束し、そのの魅力を大画像で思う存分、官能して頂きたいと心から願い出品させて頂きます。



【コンディション】
日差±10秒、ダイアル、ケース、すべて目立つキズ無し(極小の擦りキズはございます)の文句無しの最高の一品です。但し、アリゲーターの本革バンドは使用するには全く支障はございませんが、色あせ、使用痕があ
りますことをご了承下さいませ。