ミントコンディション★ロード ウォルサム LW45★クロノメーター Cal.2892A-2 定価47万円

 1850年、ロックスベリーで”デイビッド・デイビス”アーロンデニソン、ハワードらで創業し、ムーブメントから自社生産するマニュファクしチュールとして1854年には脚光を浴び、特にその時代の懐中時計のクオリティーは現在でも懐中ファン中では人気ブランドの筆頭であること言うまでもない。しかしそんなボストンウォッチカンパニーと会社名も変えたばかりのやさきの1857年には経営難となりオークションでとしてボストンが売られるという現実に直面した。そんな波乱万丈なアメリカが生んだ偉大なマニュファクチュールの創業ヒストリーは、その後もトレイシーカンパニーなども関わりその波乱な買収劇は幾度と繰り返されたが、1957年、そのマニュファクチュールとしての歴史を閉じることとなった。そんなウォルサムが黄金期と言われた1920年代、特に得意としていたトノーケースに魅せるその拘りは、今回のご紹介する逸品の中に誇り高きDNAを感じることができるかもしれない。『LOAD WALTHAM LW45』

そのロードウォルサムシリーズを象徴するかのような今回の一品は、カーシブに美を求めたフランク・ミューラーとは違い、分厚いどっしりとした男らしい様相を魅せつけ、そこに大胆なラグ造形と、ステップドベゼルとを一体化させることで、トノーの新しい世界を独自に表現していよう。そしてフランク・ミューラーでもわかるように、一歩間違えたら、すべて存在すらも無意味にしてしまうほどのトノーに表現される難しいインデックスデザインは、充分にウォルサムのデザイナー達の揺ぎ無いプライドを感じるこがてきるブラウンのキャンパスに隙間の無いくらいに描かれた大き目のアラビアンインデックスを飛び表示に表し、エキゾチックな世界をこれでもかと表現している。当然、造形を極めたケース、考え抜かれたエキゾチックなダイアル、当然、すべてに完璧を求めたその先は、ETAの”2892A-2キャリ”を独自の調整によりクロノメーター検定として仕立て上げ、そのプライドは、逆にそのヒストリー性を好むスイスメーカーとは違い、脱ヒストリーブックを掲げるウォルサムの真実を証する為に、ローターに刻まれた文字はフランス語に拘り、アメリカンブランドでは無く、スイスメーカーとして歩んできた歴史と、これからの歩むウォルサムの新しい道を感じることもできよう。


【コンディション】
日差±20秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。オリジナルのカーフバンドの多少の使用痕以外は、すべて小キズすらも無い最高のミントコンディション