MODEL | Ref.6101 セミバブルバック |
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MOVEMENT | Cal.645 |
AGE | 1955年頃 |
MATERIAL | 18金無垢ローズゴールド |
SIZE | 34mm/横径リューズ含めず×39mm/両ラグ先端まで |
幻Ref.6101ミラー★ロレックス セミバブルバック★オール18金無垢ローズゴールド Cal.645
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タイムピースと名に秘められた思いは、1952年から現在まで、そしてこれから先も永遠に続くことであろう。それが本来のタイムピースの役目であるからである。現在の技術力が生んだ産物のようにメンテし易いが、耐久性と美しさにかける現行時計とは明らかにその違いを見せつけてくれる…..そう、今回の一品、バックケースの刻印どおりロレックスの共有パーツを示す”6085”に二本線を引き”6101に書き換えられているように、セミバブルバックとして誕生した1950年頃に発表され6085の後継機として誕生した”Ref.6101”、ロレックスの歴史が遡る1932年当時から実は構想が練られていたノンスクリューの”スーパーオイスタークラウン”、 18年の月日を擁して開発されたそれは、チューブとクラウン(リューズ)にパッキンをもうけ押し込むことによりその圧力で高い防水性を可能にすることでネジ込みチューブを必要としない6mmというビッグクラウンとして誕生した。それまでバブルバックねじ込みクラウンを15年の間、進化させてきたロレックスビエンヌ社がエグラー一族の思いとして、又、ハンス・ウイルスドルフの念願の思いとして、1947年、特許出願(特許番号:264359)しその後、製品化へと至ったが、1952年ロレックス ジュネーブ社のトリプロッククラウン開発(特許番号:300363)により、そのスーパーオイスタークラウンは、その5~7年余りの短い生涯を閉じたのである。
そんな思いが隠れた今回の一品、ブレスの紋章から見るように”トリアシ”と言われた存在を証する当時の伸縮自在とするエクステンションの純正リベットブレス、それも本体と同じ魅惑のオーラを放つローズゴールドという極めて6101においては非常に希少な存在となりまずトリアシの18金無垢ローズゴールドエクステンションリベットブレスも含め市場に出回ることのない最高の一品であることは確かだ。当然6mmのビッグリュウズもローズゴールドとなり、そこに深く刻まれた証”SUPER OYSTER ROLEX”の文字の中心にロレックスのエンブレムを刻んだ最高のステイタスは当時、平行して未だ製造していたバブルバックを一回り大きくした34mmのラウンドケース、よりワイドになったベゼルは5分置きにシングルバー12時位置にダブルバーが配され未だ繊細に残されたストレートラインのエングレービングを残した”エンジンベゼル”は、この一品の18金無垢ローズゴールドと並ぶ、最大の焦点となるブラックのミラーダイアルの真実の美しさであろう。未だメラニン系の時代に施された50年代独特のドンよりとしたミラーダイアルのプロセスを持つブラックダイアル。当然その年代にしかないロレックスエンブレムは1955年頃の太目の王冠マークにROLEXの文字はアプライドに表現される。針はラジウムヤケとしたリーフ針にウエッジの楔形インデックス、細かく繊細に描かれたスケールのサークルライン、すべてが当時のままのオリジナルコンデイションで、風貌さえも当時の柔らかのある長年の温度差で収縮を繰り返したことを思わせるインサイドにシワのよったアクリル風貌がこのダイアルのすごさを更に意味深いものとして伝えている。
そしてセミバブルバックとしての定義を語るよりバブルバックの時代より、よりフラットにそのローターを変えていくその意思は、18000振動のロービートの語らいを1951年に開発された”645キャリ”に載せ、バブルバック最終機”630NA”から進化を遂げたことをアピールするかのように、緩急針で調整しやすいように調整口をつけ、テンプは環状のリム部分を熱い部分と薄い部分に分け、薄い部分に調整の為のチラねじを装備し、熱い部分からチラねじが飛びださないようにし回転半径を大きくすることによって慣性モーメントを上げ精度を高めた”SUPER BALANCE”として世界に名を馳せた最後のムーブメントであることは言うまでも無い。