MODEL | Ref.2508 ファーストモデル クロノグラフ カラトラバ |
---|---|
MOVEMENT | Cal.13(バルジュ22ベース) |
AGE | 1932年頃 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 横径37mm(リュウズ含まず/含み38.6mm)×縦径43mm(両サイドのラグ先端まで)×厚さ12.3mm |
MODEL | Ref.2508 ファーストモデル クロノグラフ カラトラバ |
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MOVEMENT | Cal.13(バルジュ22ベース) |
AGE | 1932年頃 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 横径37mm(リュウズ含まず/含み38.6mm)×縦径43mm(両サイドのラグ先端まで)×厚さ12.3mm |
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1960年、当時のアメリカ合衆国大統領である”ジョン・F・ケネディー”が1960年代に必ず”有人月面着陸”を成功させることを発表してから4年後、NASAは宇宙船が全く機能しなくなってからの腕時計に対する役割を大きく感じ、当時のアメリカン法(公的業務に関わる業者はすべてアメリカ国内で賄う)の適応外として、人の命を救う為の重要性から最終、オフィシャルメーカーを3社までに絞ることとなり、それはオメガ、ロンジン、そしてロレックスとなった
結果的にはオメガとなったが、ロレックスのクロノグラフに対しての拘りの証する形となったとも言えよう。
クロノグラフとしてのロンジンは当時絶対的な世界マーケットにおける信用度は絶大のものがあり、1926年には自社キャリとして”13.33”が誕生したが、実はロレックスもロンジンが13ZNが誕生する間に使用したバルジュ―の”GHTキャリ”を1929年にファーストクロノグラフモデルとして”Ref.2201”を発表したほどで、その後Ref.2022、2023のリュウズと同セットされたワンプッシュクロノグラフを先駆けに、1933年には2時位置にクロノグラフのプッシュボタンを装備したRef.2507などオリジンとしてのクロノグラフモデルは伝説を創ってきた。
そして1937年に4時位置のリセットボタンを初めて装備したRef.2508が発表されることとなる。それはビッグキャリとして名高いCal.22を搭載することでケースは35mmを超える当時では考えられないケースの大きさとなる。これは戦争に空戦が加えられ、ストップウオッチの時計であるクロノグラフが軍用として使用されるようになり、35mmオーバーケースを各国が基準にし、リセットボタンが標準装備としたことからではないだろうかと考える。
特に今回ご紹介する一品”Re.2508”は1000ベースとしたタキメーターを外周に、すぐ内側にテレメーターとなり繊細でいて細かすぎるスケールは当時の拘りを見せつける。37mmとなるケースは2508特有のフラットなカラトラバベゼルとなり見ただけでその存在感は圧倒的なもので、ロレックスの他モデルと比べてもここまでの存在感はなかなかないだろう。当然ダイアル、ブルースティールのペンシル針(分針の夜光は修復されています)も完全なオリジナルコンディション、ステンレススティールのケースは、裏蓋に初期ステージとなる太めの”ROLEX”レターのロゴも完全体として残っているほどで、ラグの立ちあがりからベゼルまでのラインなど、ヤセの全くない奇跡と言っても過言ではないコンディションである