G番2010年★ロレックス エクスプローラー Ref.114270★Cal.3130

14270のインデックスにメタルフレームのついた伝統の基本デザインを引き継ぎながら、機能性を大幅に改良した”Ref.112700”エクスプローラー。一番の大きな点では、夜光塗料の変更であろう。1910年のロレックス創業者”ハンス・ウイルスドルフ”による腕時計に関するラジウム夜光による特許取得からその歴史は始まったように、戦争という現実の中で時計はより視認性を求められ、夜での環境の中でも、十分に通用するように、そのラジウムもその放射線による人体の影響により、1960年、その役割をトリチウムへと変わっていった。しかしそのトリチウムも発がん性物質の問題もあり、各国で夜光の取り組みもあったが、そのストーリーは、ある素材開発により終止符を打つこととなる。
1990年、日本のある企業が、その答えを導き出したのである。

島田製作所….”ルミノーバ”

それまでのトリチウムより50%以上の夜光性を持ち、長時間での夜光を実現、特に体に全くの害のなない素材として、世界にその名をしらしめた形となった。現在では、スイス時計産業の8割が、ルミノーバを使用、世界にその真実の役割ほ示した。
そんなルミノーバをロレッスがいち早く取り入れた一品が、この”Ref.114270”である。当然、その夜光を限界へと導く為にダイアルはエナメル調の光沢のあるブラックのダイアルとし、よりその夜光に高級感を出す為に、夜光を塗布したインデックスを立体的なフレームをつけ、最高のシチュエーションとし、ロレックスのフェイク対策とするインナーベゼルにシリアルナンバーを刻み現代に繋がる基礎を作ったと言っても過言ではない。
更にムーブメントは1999年に自社開発となる”3130キャリ”を搭載、今まで平ヒゲだったのをあえて材質の改良がなされているこの時代にブレゲヒゲに変え、更にツインブリッジ採用により、あがき調整が行い安くなり、メンテナンス性、安定性を実現させた。
そんなロッレクスの集大成となる今回の一品、状態としては当社で磨きはしてごさませんので小キズはございますが、目立つキズ、打痕などの致命傷のキズはございません。