1991’sコンピューター文字盤★ロレックス デイトジャスト★Ref.16200/Cal.3135

バブルバック630NAキャリをベースに唯一スワンネック仕様で精度のブレを無くしよりクオリティーを高め、サークル状の日付ディスクの内側にある歯を一日一歯づつ動かしてて小窓に現われる日付を変えていくキャリバー”A295キャリ”を開発したことにより、当然ケース形状も大きくしなければならず、それまで32mmであるビッグバブルバックケースよりも、何と4mmも大きくなる36mmケースにしなれりばならなかった。しかし、翌年、セカンドモデル”Ref.6075″と発表した為、1946年にその存在は幻となっていく、その後ダイアルにもDATEJUSTの文字が刻まれるようになり、6105,6035とセミバブル時代のデイトジャストが歴史を刻み、その後、世界初両方向巻き上げ自動巻きキャリ”1030”にデイトジャスト機構を装備し、更に、それを進化させ緩急針を取り除き、チラねじテンワ側面のミーンタイムスクリューを用いる調整法で現在のデイトジャストの基礎を確率したと言えよう”1066キャリ”が誕生したことで5代目デイトジャスト”REF.6605”が世にでることとなる。本当の意味でのデイトジャストがここに誕生するこことなった。そしてそれは、1959年、Cal.1560、そしてその後”Cal.1570誕生により、1601を基本ベースとしたデイトジャストワールドは揺るぎない地位を確立した。その後、1980年に入り、それまでの旧式のめんどくさいデイトチェンジが簡単にリューズのみで操作できるクイックチェンジ機能を搭載した量産として製造ラインを切り替えたロレックス最初のキャリバーCal.3000により、故障の多かったこともあり事実上、ロレックスの評価を下げてしまったふしも見受けられたが、1988年完全自社キャリとして”Cal.3135”が開発され、1570依頼の名機復活となったのは言うまでもない。そしてデイトジャストとしては1989年、今回ご紹介する”Ref.16200”を向えることとなる。
このモデルの最大の特徴は、それまでの3000番台キャリバーの悪評を覆すように自社ムーブに拘ったことであろう。 28800振動の厚き鼓動から伝わるストーリーは、3000番台キャリから解放された高級機の貫禄を魅せてくれたことはは、セイコーのおかぶでもある水が流れるような優雅に静かに流れいく秒針の動きはロレックス変革の証となり、それは飽くなきムーブメントへの挑戦として『テンプに精度の魂を宿す』と言われるようにロレックスが始めて開発した機構をふんだんに取り入れ、精度調整には緩急針を無くしマイクロステラナットを採用することにより高い精度をより安定的に持続、ヒゲゼンマイの高い耐久性を実現させ、テンプには左右からのブリッジで支えるダブルブリッジを採用、両ブリッジの下部にある調整ネジで、テンプの姿勢差を保ち精度を上げ振動数がかなり安定し歴代ムーブのエース的存在となったことは事実である。そしてそれまでのデイトジャストよりも更にダイアルのセレクトの種類を増やしたるその中でも今回の一品は人気の高いコンピューターダイアル。Rolexの文字をダイアルにギョーシエ彫りとして表現し高級感あふれる極めつけデザインと言っても過言ではない。