PRICE | 380000円(交渉可) |
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MODEL | CRICKET クリケット |
MOVEMENT | Cal.120 ALARM アラーム |
AGE | 1960年代 |
MATERIAL | 18金無垢ローズゴールド |
SIZE | 37mm(リューズガード含めず/含み39mm)×45mm(両側ラグの先端まで) |
幻の逸品18金無垢ローズゴールド世界初アラーム機★バルカン クリケットアラーム★Cal.120
【商品説明】 3時位置のリュウズを右に回す….機械内部では時間とは違う上部のある丸穴車をコハゼが留め回し始め、時間のゼンマイを巻き始め、同じ位置から左に回すと下部に配置されるもうひとつの丸穴車へと絡みアラームのゼンマイを巻き始める。同竜頭により2つのゼンマイを巻き上げる。 2時位置のトリガーを押した瞬間に竜頭が強く押し出される。そのまま竜頭を回すとセンターのアラームアロー針が回り、アラームタイムのセッティング調整となる。そのままトリガーが上がりきった部分でリュウズを一段引き巻くと時間が調整される。トリガーが上に押し出された状態で竜頭を引き回すと逆回転防止、左回片側ゼンマイ巻き上げという時間が調整される。 知らず知らずにその信じがたいクオリティーに感動を覚え、1947年に世界で初めて腕時計としてのアラームを開発したのがこの120キャリバー。その後の他社のアラーム開発に追い込みに、ヴァルカンという絶対的アラームの拘りによりクオリティーの高さ、そしてその独特な操作方法により逆に他社にそのアラームとしての絶対的地位を追われ最終レビュートーメンなどの買収へと余儀なくされた真実のストーリーを感じることが出来よう。 特に今回の一品は希少な14金無垢で32-33mmサイズが基本となる中、35mm近くあるビッグケースは非常に珍しい。ダイアルも当時のままの状態で細かくアラーム時間を設定できるダイアルに10分単位で描かれたスケールは青色に描かれその内側に夜光として塗布された偶数のアラビックナンバーとドットのアワーマーカースが最高のビンテージの漂いとして全体的に深い味わいとして存在感を醸しダイアル上の12時に位置する”VULCAIN CRICKET”という伝説ワードがこの一品のすべての価値を証している。 今回の一品に搭載されているファーストアラームのキャリバー120はファーストらしく耐震機能は無いが微調整のストッパーの無い緩急針は状態から見ても改造されるようなパーツでもなく非常に珍しい。又120キャリは基本簡易的なアングラージュ(面取り)であるがこの一品の120キャリはブリッジすべてに丁寧にアングラージュが施され、美しさも強調されている。当然ヴァルカンのマニュファクチャーコードを示す”VOH”も深く刻まれクリケットという歴史すべての良さをこの一品が語り手として70年近く生き続けてきたと言っても過言ではない。 状態としてはその14金無垢ケースは細かな小キズ程度で打痕、目立つキズも無く痩せも全くない最高のケースコンディションである。 そんなスペックストーリーをお話ししながら今回ご紹介する一品は世界で始めて腕時計としてのアラームを開発したヴァルカンのクリケット。2時位置のトリガーでアラームと時間セットを切り替えるという画期的だが、一般の方にはその操作方法はらかせない。それが逆にこのモデルを手に持つ者のステイタスなのかもしれない。特に今回の一品は市場にはまず出回らない14金無垢、ケースメーカーは1889年に創業した3大ケースメーカーと謳われた”ウォズワース社製”。金張りの技術は世界一とも呼ばれ、後エルジンに買収されるが、その伝説はロンジン、オメガ、ルクルトなどスイスメーカーがアメリカ進出にあたり必ず受注をしていたケースメーカーである。更にダイアルは当時のままで全く書き換えもしていないオリジナルのコンディションであるのは確かだ。そんな希少過ぎる一品を大切にして下さる方にお譲りしたいと願う一品である。 1947年、それは世界で初めて開発された。熱きアラームの思いを生涯にささげた『アラームの父』と呼ばれるロバート・ディティシャイムの魂は息子へと引き継がれるが、それは”世界初”と呼ばれた称号に隠された開発費との戦い、そして2年後に迫り来る怒涛のアラーム開発の熾烈な戦いにおいてはジャガー・ルクルトのキャリバー489、ア・シールド社によるコストパフォーマンスに成功したキャリバー1475、予想にもしないヴァルカンが導いた結論が、当時、既にジャガー・ルクルトを中心とした”SAPIC”、オメガなどを中心としたSIHHなど、現在の複合企業体へのと移り変わる時代のとおり、ヴァルカンも当時のMSR(マニュファクチュール・ドロロジュリー・スイス・レユニエ/後レビュートーメンへ)への傘下を余儀なくされ、伝説となったファーストアラームキャリ”Cal.120″も名も変えていった….. ★★★ V U L C A I N ★★★ 18K Solid Rose Gold “THE FIRST ALARM CAL.120” Alarm Changing Trigger 18金無垢ローズゴールド “ザ・ファーストアラーム Cal.120” アラーム切り替えトリガー Criket/クリケット ☆☆☆ 1950前後年製造 極上美品 ☆☆☆ (メンズ/平置日差;+10秒/振り角;269°/片振:0.0ms/拘束角;52/アラーム完全稼働°) ※タイムグラフ実測での数値ですが、環境により変化致しますので、あくまでも目安すとしてお考え下さい。 ☆☆☆ “1950年製造”ファクトリーオリジナル ☆☆☆ ストラップは社外となります。他は全てオリジナルコンティション 【ダイアル】1950年前後製造純正 “アラーム ブルースケール” ダイアル 【刻印】(VULCAIN criket SWIZERLAND) 【状態】一時間ごとに60分の目盛りを表示したアラーム用スケールも完璧。経年のヤケとマッチし最高のビンテージコンディションである。 【アワーズインデックス】1950年前後製造純正 【状態】ラジウム夜光独特の枯れ具合が最高のビンテージとなり哀愁まで漂わしている ◆【針】1950年前後製造純正 18金無垢ピンクゴールド アルファー時、分針 .アラームポインター針 【状態】変色しているが金ですので腐食することございません。 ◆【ベゼル】1950年前後製造純正18金無垢ローズゴールドスムースベゼル 【状態】磨きはしてございませんが、小キズ程度で目立つ打痕などのキズはございません。 ◆【リューズ】1950年前後製造純正 18金ローズゴールド張りプレーンリュウズ & 切り替えトリガー 【機能】3時位置:時、分針調整メインリュウズ / 2時位置:アラームセッティングトリガー 【状態】痛みもほぼ無く最高のコンディションである。 ◆【ミドルケース】1950年前後製造純正 18金無垢ローズゴールドミドルケース 【サイズ】37mm(リューズガード含めず/含み39mm)×45mm(両側ラグの先端まで) 【状態】磨きはしてございませんが、小キズ程度で目立つ打痕などのキズのないかなり状態はいいです。 ◆【バックケース】1950年前後製造純正 18金無垢ローズゴールドスクリューバック 【刻印】(18K 0.750 VULCAIN WATCH CO BREVET SUISSE APPL FOR) 【状態】磨きはしてございませんが、小キズ程度で目立つ打痕などのキズのないかなり状態はいいです。 ◆【アラームスティクインナーケース】1950年前後製造純正ソフトメタル ”アラームスティック” インナーケース 【状態】磨きはしてございませんが、小キズ程度で目立つ打痕などのキズのないかなり状態はいいです。 ◆【クリスタル】社外アクリルクリスタル当社で交換させて頂きました。 【状態】小キズも無く、かなりいい状態です。 ◆【ブレス】社外 オーストリッチ本革 ライトブラウンストラップ & 社外尾錠 【状態】ストラップ:新品-ラグ幅18mm-腕周り~190mm / 尾錠:新品 ★☆★ Cal.120 ★☆★ VIBRATION(振動数):18000/h JEWEL NUMBER(受石数):17石 SCREW BALANCE(チラねじテンプ) RUNNING RESERVE(駆動時間):40時間 ALARM DURATION(アラーム駆動時間):30秒 BUILT(製造期間):1947年~ VOH”マニュファクチャーコード”(ヴァルカン製造工程印) 【刻印】:(VULCAIN SWIZERLAND SEVENTEEN JEWLES US.PAT SWISS PATENT CRIKET 120) |