MODEL | Ref.5036 オイスタークロノグラフ “ダトコンパックス” キリー |
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MOVEMENT | Cal.72C |
AGE | 1949年頃 |
MATERIAL | 18金無垢ローズゴールド |
SIZE | 36mm/横径リューズ含めず(竜頭含み38.9mm)×43.6mm/両ラグ先端まで) |
幻1949年★ロレックス ダトコンパックスRef.5036 ★18金無垢ローズゴールド Cal.72C
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それはすべての始まりであるように、ひとつの現実の姿を見せながらも非現実的な漂いを魅せ、真実の姿が逃避行のように存在自体を拒否する幻想的な存在価値と言ってもいいだろう。
18金無垢というメタリアルを最高のシチュエーションとしてピンクゴールドという淡い紅の様相を物質化しないオーラのようにその存在を高め、時計が用いるダトコンパックスというすべての機能を備え、それは伝説を見出してきた。1915年にロレックスが誕生してから全モデルの中で最高の地位と名誉を与えられ、現在までのロレックス史の中で復刻という形で未だ存在しない、いや出来ない、そのクオリティー、技術を擁することでそれは伝説としてでしか未だ存在しない、そしてそれは、これからもそうであるように….
Ref.5036…18K SOLID PINK GOLD
1947年にバルジュー72をベースに曜日、月、デイト機能を装備したキャリバー72Cをロレックス独自にリファインした形で4768は初となるダトコンパックスとして誕生した。同年、オイスターとして初となるダトコンシリーズ セカンドモデル ”4767”が生まれ、1949年、バブルバックまでのオイスター竜頭となる5036の登場、スーパーオイスター竜頭、そしてツインロックへと変わっていくストーリーを託し一番長い歴史を持つ”6036”へと、それは1958年最終となる”6236”へと変わりダトコンの歴史は15年という短い歴史で一つのモデルは終結した。
今回の5036は、その中でも一番希少とされ幻となってしまった。当然竜頭はバブルバック期最終のパテントマークのオイスター竜頭、フラットなビンテージシェイプが最高の出で立ちを魅せる。
1968年のグルノーブルオリンピックにおいて出場した3種目すべてで優勝し、アルペンスキー世界選手権では6個の金メダルを獲得、さらにアルペンスキー・ワールドカップでは1967年・1968年の2シーズン連続で総合優勝を果たすなど圧倒的な強さを誇り、“王者キリー”(King Killy) の異名を取った。彼は有名になる前からロレックスの時計をこよなく愛し、ポールニューマンやスティーブマックイーンのように1990年頃からその名がデイトナやスティーブマックイーンになったものとは違い当初からロレックスの顔としてオフィシャルスポンサーとしてレックスを支えてきた一人であることには間違いない。特に彼は私生活でもロレックスのダトコンパックスを私生活でも愛用し、そのことからもロレックスは大体的にダトコンパックスをキリーモデルしたチラシに売ってでた。
価格3500万円….これは現在5036の世界的市場価格であり、これ以上のものも実際存在し、それ以下のものも存在するがコンディションによりその価格は違う。安くても3000万円以下で販売する業者はいないほどであるが、今回の一品はダトコンパックスの中で一番希少とされるモデルであり、製造は49年のみと言われ、10年前から世界的市場からその姿を消したモデルである。特に今回ご紹介する一品はケース自体、ほぼ磨きの痕跡もないほどでミントコンディションと言っても良いだろう。ダイアルは経年のヤケが全体に綺麗に広がりそれが販売された当時からの色合いではないかと感じてしまうほどで、更にこの一品は18金無垢のピンクゴールドだけに市場価値を決めることは出来ないと言っても良いだろう。当然、家一軒分の価格であるがゆえ手に入れる方も限られるが、それ以上の金銭価値で手に入れることを求めたとしても手に入れることの出来ない絶対的価値のある一品であることは確かであろう。
それは経済的勝利者でなく、人間的勝利者でしかこの一品は手に入れることの出来ないものと確信しよう….そしてお金を持つことで人を馬鹿にしたり人を見下したり、自分が天下人のように勘違いしている人には絶対に手に入れることの出来ないものであり、それは人への思いやり、そしてどろどろしい人との繋がりの中で、何が人として大切なのかを、この一品を持つことで感じて頂ければと心から思います。