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MODEL | Ref.5512 サブマリーナ |
MOVEMENT | Cal.1570 |
AGE | 1971年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 39mm(クラウンガード含めず)×48mm(ラグ to ラグ) |
日本ロレックス オーバーホール済2年間保★ロレックス サブマリーナ★Ref.5512/Cal.1570☆1971年
SOLD OUT
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アンティックの世界に足を踏み入れた”Ref.5512″。”5512サブ”を手に入れることを夢見、最終的に、価格的な限界を感じ、姉妹機である”5513サブ”に妥協してしまう方も多いはず。現在、1965年以前の当時のギャランティーがついたミラーダイアル(リペア―ダイアル3期含む)装備の市場価格が、当時のままの状態の良いものだと150万円を越えしまうとてつも無いバリューアップでも知られる今や伝説となりつつあるクロノメーターとしてロレックス史上、未だ人の手で組み立てられていた時代の最初で最後のサブマリーナノンデイト”Ref.5512”。
特に今回の一品は、アンティックファンにはちと悲しい現実かもしれないが、今後の1570搭載であるがゆえ、今後の”5512″の日ロレメンテ終了を見据え、真偽の重要性が必然であるROLEXだけに、その後のバリューアップも念頭に入れ、日本ロレックスにOHを依頼、今年のつい先頃である9月2日、日ロレOH終了済みとして、2011年9月9日から始まったロレックス国際保証がまるまる2年間ついた最高のコンディションとしての逸品をご紹介しよう。
当然1570機が日ロレメンテ終了になった後のバリューアップを考えている方には必見であるが、ベゼル以外、キズのある部分はすべて日本ロレックスにて今回のOH時に交換し、すべて新品のように生まれ変わった。言わば現代に蘇った新生”Ref.5512”とでも言おうか。当然、2年間保証付きのまるで新品のような出で立ちを持ったこの逸品はビンテージロレックスファン、そしてコンディションを気にする現行ロレックス好きにはたまらない現実となろう。当然その内容は、ロレックスでOH時の細かな明細書に記載が義務づけられる”社外品パーツの混入”の記載は一切無し。ちなみに最近のロレックスではある部分の社外品パーツであれば受け付けをしてくれる。しかしその最初のOH見積もり時に断れば、次回OHを受け付けなくなることもあり、当然、社外品パーツ混入でのOHをした場合では、日本ロレックスからの明細書に”社外品パーツの為、交換”と記載される。当然、見積書もかなりの額となる。未だ未だ、”5512”が人気のある分だけ、社外品パーツの混入の品が市場に蔓延しているのも現実だけに、未だロレックスのOHが可能である人気のスポーツモデルを購入する場合は、必ずロレックスのギャランティー付きのものか、ロレックスのOH見積書付属のものでもその内容を確かめて購入するは必然。見積書がないものはよくよく吟味して購入しないと後で火傷を負うことを念頭にいれておこう。そんな話をしながら今回の逸品は、前頭でもお話ししたとおり、ベゼル以外の細かなパーツは交換しすべて込みで104290円での安価なOHで完了した。防水完全保証、しつこいようだか、まるまる2年間の保証のついた今回の逸品、社外品パーツ一切混入無しの完全な個体を入手するまでの気が遠くなるほどの時間、そして入手してからのロレックスとの交渉からOH完了までの時間、そしてOH代金と、ここまでくるのに時間と経費がかなりかかることを考えれば、ここまでの代物は、なかなか手に入るものではないことは現実としてご理解して頂きたい。
気になるブレスは、この個体の当時の3連巻きブレスRef.9315、伸びの全く無い信じられないコンディション、当然フラッシュフィット”380”もケースとの最高の絡みも見せ、一見デッドストック級とも思わせるほどの全体が輝きを発している最高の一品。今や憧れの存在として、6538、5510の後継機としての存在価値を見出し、それ以上のバリューアップが期待され、現行好きなサブフファンでも状態の良いものであれば、格別な思いを寄せるRef.5512、かなりしつこいようだか、このコンディションと2年間メーカー国際保証のついた今後の価値を絶大なものとしてお約束された今回の一品をあなたは諦められることが果たしてできるであろうか。
アクアラングという潜水システムを世界で始めて開発し”神”とまで呼ばれし人物がいる。ご存じの方も当然多いと思うが、56’年のカンヌ国際映画祭でグランプリをとった『沈黙の世界』はある人物の海洋探検家としての生き様を描いたドキュメンタリー映画として世界にその名は知れ渡ることとなった。その名は『ジャック・イブ・クストー』であり、ロレックスがなぜ、彼と知り合うきっかけとなったのかは謎である。当然、人脈を最大の武器としてきたハンスの精神は、常に情報とそこにうごめく様々な人間模様をいち早く察知する能力はずばぬけていたと言われるハンス。1881年3月22日、ドイツの片田舎で3人兄弟の次男として生まれ、12歳で両親をなくしてからは、波乱な人生を歩み、若干24歳の若さで時計の営業から会社を興し自社ブランド『ロレックス』を立ち上げ、時計職人でもないロレックスが次々と怒涛のような開発を成功していったのは、幼少時代のつらい体験から人への温かい愛情に触れ人脈をかちとっていっのは言うまでも無い。硬い友情で結ばれたロレックスを立ち上げる足がかりとなった”デイビス”との出会い、オイスターを世界に知らしめる為に命がけでドーバー海峡を渡ったメルセデス・クライツ、そして世界最速の男として知られるマルコム・キャンベルとの出会い、そして1945年の最愛の妻との死別により心に決めた”デイジャスト”への開発、人類初の音速飛行を成功させたチャック・イエガーとの出会い。すべてハンスには友がいた。そして今回のジャックとの出会いにより100mの潜水を可能にしたアクアラングを発明したジャックが、100m潜水でも浸水しない時計をハンスに依頼した。後、彼ジャックこう記す『ロレックスを選んだのはなく、ロレックスしかなかった』と、しかしこの言葉の中には、深い絆が生まれたことを証明しているかのようだ。そして1940年、プロトタイプは完成し、1953年に正式なモデルとして『サブマリーナ』は誕生し、Ref.6200,6204,6205のほぼ同時期である3兄弟で海を制し、その後、映画『007』でジェームス・ボンドが日頃着用していたと言われる俗に言う”ボンド・モデル”としての”Ref.6538″,”6536″がサブナリーナを世界のロレックスに押し上げ、その後Ref.5508,5510と続き、1959年、インデックスのサークルラインは消え、衝撃、から又、誤作動を防ぐ為、クラウンガードを備え、そして大量生産以前、職人が丁寧に作っていた最後の巨匠とうたわれたノンクロノメーター”Cal.1520″,”1530″を搭載し、1965年以降、Cal.1560,1570とメインキャリを変えクロノメーターとし、サブマリーナが誕生してから、本当の意味での本格的ダイバー”Ref.5512″が誕生した。又、それは、未だ職人が丁寧に作っていた時代の最期の申し子ともなった。
【コンディション】
日差±10秒、日ロレOH済みのまるまるメーカー国際保証2年間ついた最高の逸品、ケース、バックケース、ベゼル、極小のキズはあろうがすべて驚きのコンディションを魅せる。3連ブレス、クラスプは極小のキズはあるものの、伸びは無く、その完璧な出で立ちは最高の美品としてだけお伝えしておこう。