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MODEL | Ref.3538 – GUBELIN |
MOVEMENT | Cal.23-300 |
AGE | 1960年代 |
MATERIAL | 18金無垢ホワイトゴールド |
SIZE | 32.5mm/横径リューズ含めず×39mm×6.5mm厚さ |
激希少18金無垢ホワイトゴールド★パテック フィリップ/グベリン ダブルネーム★Ref.3538 Cal.23-300
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ラウンドという造形に命を注ぎ込むかのような何にも例えようのないその表情は、18金無垢ホワイトゴールドをヘアラインに仕上げることで、そのブラスト仕上げされたシルバーの光沢のあるダイアルがその深いシルバーの輝きを表現したヘアラインでし上げた18金無垢を、まるで動を表現する為にあえて静けさを装い、いつしか重なる時の響きを待つかのような深い聖なる漂いを魅せる……しかしそれは現実の姿に翻弄するこの世のものとは思えないほどの、どこか寂しげな…そして冷たい美しさにも感じるような他のパテックにはない何か違うオーラを身に纏っているようでもあり、永遠に離れられないような魅惑の漂いも感じた….
それはこれが、1922年、ニューヨークに支店を構え、ティファニーと肩を並べるほどとなる1848年の創業、そして1854年この “ルツェルン”の地より最初の店を構えてから今日まで世界の人々を魅了し続け、永遠の美しさの象徴としてこの一品のダイアルに刻んだ”GUBELIN”がそうさせるのか….
3mmという驚異的な薄さの中にパテックの技術の全精力を注ぎ込んだ『23-300キャリ』という名の鼓動のせいなのか。
当然それは完璧なまでのパーツひとつひとつに施されたアングラージュの究極の仕上げに同調し、美に損なわれないだけの強度と耐久性を成し遂げ、一寸の狂いのないように仕上げされた完璧なまでのフォルムに12系のDNAを引き継いだ3セパレイトのブリッジの究極のコートドジュネーブ、そしてプロテスタントのローマと呼ばれたジュネーブの象徴”ジュネーブシール”としての拘り、そしてパティックが1951年に特許を取得したジャイロマティックのC型マスロットがテンワにかかる美しさとそれに昇りつめるかのごときブレゲひげゼンマイが、究極の精度として、又、究極の美しさとして表現し、完璧なフリースプラング化としてパテックフィリップの歴史に残る名機としてのその風格をあらわにしていていることは事実。
すべてがこの静けさの美しさなのか…..
見れば見るほどその神秘的な美しさに心奪われ、浸透していく自分が怖くなる。取りつかれたようなその魅力の理由は見つからない。しかしこの一品が見た者を虜にしてしまうことは間違いない事実である。