18金無垢シャンパンゴールド34mm★パテック フィリップ★スクロールラグ☆Ref.1491 Cal.12-120

ふと、触れる瞬間、そのこの世とは思えない造形への疑い……この世に存在していいのだろうか、いつしか心奪われるその様相からかもし出すノスタルジックな漂いは、ベゼルからバックケースまでを曲面で繋ぎ込む34mmのラウンドケース、そしてそのボディーからしなやかに、そして力強く流れ出すその湾曲したラグの造形は、猫足とも呼ばれ、世界の人々に”スクロールラグ”として伝説として最高の美を飾る。見れば見るほど魂が宿すような波打つラグの湾曲の究極の造形美。男らしい力強さがフェロモンとなりエロティカルなシチュエーションとしてストーリーを語り始める…..

Ref.1491……

美しいすぎると、つい…ため息が零れ行く…….50年代、既にアールヌーボー、そしてアールデコと美を造形に求めた時代が過ぎ、何を求め行くか模索していった時代、三つボタのスーツにミリタリーパーカーを着こなし、スクーターに乗る、ブラックミュージックが流行り、上流階級でもモダンダンスが流行となり、これに留まらない形の無い、そして自分流の着こなし、芸術が新しい時代を創っていった。そんな時代を象徴する今回、ご紹介する一品は、一目見ただけで、絶対に脳裏から離れないほどの存在感を心に宿してくる。持った瞬間にパテックと判るずしりとした重みが手のひらに残る鍛造の18金無垢ケース。シルバーの一寸の陰りも無いデッドストックのようなダイアルにWサークルのスモールセコンド、そしてアプライドに添えられた18金無垢のインデックス、そのインデックスとの相性とするドルフィン針、そして繊細に丁寧に力強く描かれた”PATEK PHILIPPE GENEVE”の文字すべてが、この逸品を偉大なリファレンスとして語り続ける。その存在感を露わにする18金無垢ケースから伝わる18000振動の確かな心の響き、それは直径26.75mm,厚さ4mmという世界が存在し、2番車、3番車を固定するブリッジが大きく湾曲し、なでらかな曲線を描いた美しい”ジュネーブ様式”の伝統を引き継ぎ、究極の美へと導く….18世紀、ジュネーブ学校の教授であったロジェール・ビュゾーが描き創造したこの様式に見入れられたように、1年間の2/3が雪で閉ざされたスイス、ジュネーブで創造され、明方のジュネーブ湖畔の静まり返った湖畔に一滴の雪解けの水滴が葉から零れ落ち水面に広がる波紋を描き写し、それを刻んだ”コートドジュネーブ”がこれほど似合うキャリバーは存在しないと言っても過言ではないであろう。更にそこにはビジョンブラッドのエクストラルビーの色合いを証するルビーまでもオリーベ加工され、そのルビーのトップまでも曲面に磨き込まれた”ミグラス加工”となり、まさに美という世界にとことんまで当時の職人が挑んだ妥協を許さない細かすぎるディテイルへと導いている…….
言葉で表現することが出来ぬままに、見つめるだけが精いっぱいとなる今回の一品、1951年、生を受け、同年9月14日に販売されたアーカイブと共に、奇跡的な人生の架け橋となる逸品として必ずやあなたの人生も成功へと導くことであろう。