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MODEL | カラトラバ Ref.2568 |
MOVEMENT | Cal.10-200 |
AGE | 1955年製造 |
MATERIAL | 18金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 33mm(クラウン含めず)×41mm(ラグ to ラグ) |
カラトラバRef.2568★パテック フィリップ★18金無垢シャンパンゴールド ファンシーラグ Cal.10-200
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幻という名の名機に出会った時…
誰もが歓喜し、一度手にとりたくなる時がある
…古きものにこそ美が存在する
56年の時を経て、人々に語り継がれるものは何か
パティックは、一生に一本持てば満足すると言うが、パテイツクコレクターにとってその言葉は無意味であろう。パティックに、はまった人は口をそろえて言う。『JUST THE BEGINING OF PATEK』パティックにはまると最後までパティツクを追い求め、最後は、古き良きパティックで終わると…そして今回ご紹介させて頂くのは、12系ではカバーしきれない多彩なモデルに通用するように12系を5ミリほど小さくした10系の最後の巨匠と言っても過言ではない”10-200キャリ”搭載の当心擽るスモセコのパテックの一品”Ref.2568″をご紹介したい。
やはりその多彩なケース形状で知られる10系モデルの中でも、奇抜なラグ形状で知られる”Ref.2568″、滑らかな傾斜を持ったカラトラバベゼルから段差をつけたフラットなラグはそこから45度の傾斜をつけ更にエンド部分に15度のステップをつけるというカラトラバでありながらチラリズムのそそる角の部分をさりげなく融合してしまうというまるで不敵な笑みを浮かべるかのようなミステリアスな一面を感じることができ、この”Ref.2568″の魅力のひとつでもあろう。当然、10″200″キャリであるとおり最大限の魅力であるスモセコを配したダイアルは経年のヤケからも20年以上のオールドリフィニッシュと考えられるが素人では判別がつかないほどのクオリティーの高さ、そのシルバーを基調としたダイアルはスモセコのクロス十字が何とも言えないノスタルジックな装いを感じさせてくれる。
そしてパテックフィリップである以上、語り継がれるべき”Cal.10″200″キャリバーストーリーは12系から19800振動に上げ熱いビートを叩きながらパテックを20年間支え、唯一、12系のDNAを引き継いだ3セパレイトブリッジのレイアウト、ジャイロマックスに変わる最後のスワンネック型のマイクロレギュレーターとして、その美しさは、言葉に言い表しようのない最高の芸術的造形美であろう。そしてそこに、ジュネーブの町をそのまま造形の芸術へと映し出すすかのようなレマン湖、別名”ジュネーブ湖”の湖畔に広がる波紋のように広がるコートドジュネーブをキャンパスの上に燦然と描き、かつてフランスから亡命し、ユグノーと呼ばれ、一年の2/3が雪で閉ざされたジュネーブという町で、いかに耐え抜き、静寂したジュネーブ湖畔が、唯一心を慰めた深い歴史を感じてしまう。そしてその幻”10-200″を表舞台へと導きだすその18金無垢のケースはシャンパンゴールドの淡い輝きを放ちながら、次なるストーリーを演出するセクシーなスリムラインに注がれた”カラトラバ”の定義を33㎜という当時としては大きめの18金無垢シャンパンゴールドケースにその思いを全身全霊で”Ref.2568″に注いでいることを肌で感じることが出来よう。そしてダイアル全体に広がった経年のやけが、どこからともなく流れる時の語らいをこのパテックが、スイスのパテックフィリップにより販売された1955年11月30日から55年の月日を経て語り継がれようとしていることを最後に皆様にお伝えしたい。