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MODEL | Ref.1438 |
MOVEMENT | Cal.9-90 |
AGE | 1930-40年代 |
MATERIAL | 18金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 21mm×40mm(ラグ to ラグ) |
18金無垢シャンパンゴールド フーデッド★パテック フィリップ★Ref.1438/Cal.9-90
SOLD OUT
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華やかな装飾芸術の世界アールデコスタイルを造形に求めたレクタンギュラーケース、それを完全なものとして世に見出す為に、1934年に誕生し、1967年までの33年間という長い年月をパテック フィリップという世界に身を投じ、ムーブメントという新旧のプロセスを語り続けてきた名機キャリバー”Cal.9-90″、その名機誕生によりレクタン文化は、様々な形状を生むこととなる。曲線の融合により美を求めたフレアード”Ref.1593″、レクタンギュラー基本系とも言える”Ref.1560″、そして直線的な表現方法アールデコスタイルに徹した造形をパテック流に表現することで世界にその名を馳せた、”Ref.1450″のトップハットなど、世界ににその名を残すモデルを輩出してきた”キャリバー9.90″であるが、その中でもやはり現在では”200万円近くするトップハットのように、ラグ部分を表面から隠す”フーデッド”などは当時として斬新すぎるがゆえに人気が無く、その為製造数が少なく、それが現代において市場に出回ることのない希少性の高い逸品となったのは言うまでも無い。そして今回の逸品、その希少性からまず市場に出回らない出会うことが奇跡と言えよう最高の品をご紹介しよう。
Ref.1438
当然そのトップハットと同じ、見てすぐにわかるフーデッドであるが、ダイアル自体は正方形のスクエアー、しかしケースサイドから見る様相は、そのケースからフーデッドに流れるラインにより段差の高いステップドとなりラグ部分がバブルのようなファンシーな装いを魅せる。当然、パッテックなせらではのアクリル風防はかなり厚めとなり、そこから覗くダイアルが又、見事な風合いを魅せる。今回の逸品は、それが希少なローマンナンバーとドットを飛び表示にし、すべて立体感のある18金無垢のアプライドとしてい高貴な存在へとこの逸品をかりたててくれる。クラウンは、当然当時のオリジナルのプレーンクラウン。そして最後のストーリーを語る心臓部へのアクセスを心見れば、そこに広がる人間が極める匠の技のすごさがオーラのように心深く重くのしかかる。
精度という世界をテンプに頼り、姿勢差、そして温度差との戦いの中ででたひとつの答えが、膨張率の違う素材の特性を活かしテンワに黄銅とスチールの素材を張り合わせ、2箇所に切り込みを入れることで、当時のヒゲゼンマイが膨張、収縮することによる進み、遅れを逆の現象を起こすことで精度を保った”バイメタル切りテンプ”、そこにゴールドの硬度を高めたチラねじが舞い、19800振動の信じがたい現実に直面する。1940年代に入ってからはバイメタルからモノルタルに変わり、その後、50年代に入りジャイロマックステンプが開発されたとと同時に、ジャイロマックステンプに変わりパテックの30年以上の伝説ヒストリーを担うキャリバーであるが、何と言ってもバイメタル切リテンプの味わいは最高そのものである。ジュネーブ様式独特の曲線を描き、2,3番車、4番車、そしてガンギ車をそれぞれに別れたブリッジにコートドジュネーブで優雅に表現し、ビジョンブラッドのエクストラルビーがこのクオリティーの高さを物語る。そんなオールドパテックを代表する唯一の角型ストーリーは、その”9-90″伝説を最高なものとして語り告げる為にレクタンギュラーという世界を創造した。30年代、世界はアールデコ一色になり、その芸術的アートの世界を時計の世界にまで表現し現実のもとした今回の”Ref.1438″、フーデッドという世界に身を投じ、レクタンギュラー文化を追求した、まさに存在すること自体が美としての究極ストーリーとなることはまちがいない。