Ref.47001 ステップド ラウンド クロノグラフ オートマティック★ヴァシュロン・コンスタンタン★18金無垢シャンパンゴールド Cal.1126AT

ルビーのベアリングが爽快にその21金無垢というマテリアルを擁したローターを回転させる….空気のように滑りだすそのローターが、右へと又、左へと回転をし、その回転は第一の切り替え車へと導かれ、その先に2つの切り替え車が首を振るかのように、右から、左からの回転を左回転へと整流させていく。とそれにより3つの切り替え車がゼンマイへとその動力を伝える。不動差角への軌跡は、このストーリーを持ち、現実の巻き上げ効率の真実の姿となる…..
1984年、それはルクルト社製キャリバー”Cal.889”の中で”スイッチングロッカー”として息衝き、ヴァシュロン　コンスタンタン”キャリバー1126”へと引き継がれた。
そしてそれは片巻き上げが巻き上げ効率の高さを裏付けるモジュール最強キャリバーとしてクロノグラフへの転換を図り、ルクルト社の開発力とヴァシュロン　コンスタンタンのモジュラーとしての拘りが、1989年、最高のモデルを誕生させた。

Ref.47001 AUTOMATIC CHRONOGRAPH

それは18金無垢シャンパンゴールドを38mmのラウンドのケースに立ち上がりの高いステップをつけ曲線を造形のプロセスとした現代におけるモダニズムの象徴的美学がそこには存在すると言っても過言ではない。44mmまで伸びるラグにまで曲線を表現しあくまでも光を映し出す鏡のような金の光沢感で、見た者を魅了させる神秘的な漂いも魅せる。当然その現実的なクロノグラフをヴァィシュロン流に誕生させた”キャリバー1126”の爽快なクロノグラフの感覚は、ブルースティールの秒積算計が動きだす瞬間にわかるように風のように優しくそして穏やかに時を語り始める。
12時位置の永久秒針、9時位置の30分積算計、6時位置の12時間積算計すべてをゴールドのフレームでイン溝仕上げとし，外周に細かく繊細にギョーシエを施し、この一品の最高のストーリーとして3時位置に輝ける紋章”マルタ十字”をアプライドで表現することで、機械、ケース、そしてダイアルとすべてにおいて妥協の許さぬヴァシュロンコンスタンの意思を感じることが出来よう。