幻マルタ十字フライングダイアル クロウビッグラグ★ヴァシュロン・コンスタンタン★デッドストック級 Cal.453/3C 18金無垢シャンパンゴール

マニュファクチュールという重みを今世に語り続けてきたルクルト、その名はものづくりの祖として1883年以来、その伝統を継承し伝説時計”ルイ・オーデマ”への最初のミリオノメーターの発売から、1850年代からはパテックフィリップ、ヴァシュロンなど、当時、時の人となっていた時計の偉人達からも信頼をへて、自社モデル以外に高級エポーシュメーカーとしての顔も持つようになっていった。特に1930年には当時、フランス一の時計職人と謳われ、カルティエがジャガー社の時計の独占販売の契約を結ぶことで、スイスに市場を求めることで、現在の”ジャガー・ルクルト”となったように、時計産業界における高級メーカーとしなる上でルクルトの機械を搭載することが必要不可欠となったのは言うまでもない。そんな中、1936年、当時パテックフィリップ社と肩を並べ世界にその名を轟かせくていた”ヴァシュロン・コンスタンタン”が1936年、ルクルト社が80%の株を保有することで、ヴァシュロン・ンスタンタンは事実上、ルクルトの傘下となった。それによりヴァシュロンにとっても、アメリカ向けのルクルト社の時計を工場で生産するとともにそれまで以上にルクルトの品質の良い機械を導入し、1904年パテックのゴンドーロに対し1907年のクロノメーターロワイヤルを南米モデルとして発表したようにそれまで意識していたパテックフィリップの存在に対してのスイス時計時計産業を1900年から引率してきたヴアシュロン・コンスタンタンの誇りを捨てたことで真実のプライドを取り戻す最終の決断の結果となったのかもしれない。
その真実を解き明かしてくれる一品が今回の一品でことを私は確信する…. そう”リミテッドエディション/限定”としての軌跡であり、『究極の美』、『究極の巧の技』、『究極の存在』である

マルタ十字フライングダイアル…….Calber.453/3C/クロウラグ

28.8mm径、4mmの厚さに、当時人間が成し得る技術を限界へと導きたる最高のキャリバーが誕生した。『Cal.453/スモールセコンド、Cal.454センター セコンド』の現在でも”ヴァシュロン・コンスタンタン”の歴史上最大の名機と謳われ、よく比較されるパテックの12系にも劣らない伝説そのものである。
1941年、ルクルト社が精度への挑戦をクロノメーターに託したる”Cal.449/450”が開発され、それはクロノメーター手巻き伝説ジオフィジック”Cal.478”への軌跡となったのは言うまでも無い。当然、ルクルト社のムーブメントの組み立てをも行っていたヴァシュロン・コンスタンタンのパテック・フィリップと肩を並べるチューニング技術が成し得た結果とも言えよう。その中でも今回の一品は3Cが示すとおり、スワンネック緩急針の高級仕様となる。当然その精度調整として緩急針の安定を計る為にバックラッシュという戻りに対しての制御策としてのその装備品は当然、懐中時計時代は高級時計の基本装備としての存在であったが、腕時計という空間にそれを装備することはまさしく職人の巧の技となり当時はパテックフィリップが装備するくらいで、ヴアシュロンでさえもほとんどをストレート装備していた。それは”Cal.453”の28.8m厚さ4mmという空間にこそ、そのスワンネックの存在を証し、機械の半分を埋め尽くすかのようなチラねじテンプをより重くすることで安定性を計ったことの真実を語っている。そしてその高級感漂うその様相は基本凛冽であるスモセコが成すシンプルなブリッジ、2,3番車4番車、そしてガンギを織りなすその曲線を帯びたブリッジにはアングラージュの面取りを丁寧に施し、当然コートドジュネーブ、そして人の手でしか成し得ない円の真ん中に円を交じ合わせる巧の技は言葉すら軽く感じてしまうほど、表現方法が見つからないのも当然である。当然、そこにビジョンブラッドの天然ルビーの受石を備え究極の美、そして究極の巧の技としての誇りがこの伝説と謳われた”Cal.453/3C”に託されたことも真実である。
そしてこの一品が当然、特別なものとして、当時リミテッドエディションとして存在したことを示す最後の究極の真実は、そのケースの”凄み”とそのダイアルに託された”最後の想い”であろう。18金無垢シャンパンゴールドの出で立ちは見るだけで特別なものと感じるのは当然、”37mm”という信じられない様相にそこから湾曲に大きく鋭く飛び出た”クロウラグ”の存在、触るだけで体が麻痺してしまうほどの感動をそれは、見る者に与え、べての真実を知る欲望をこの一品は感じさせてくれる。そしてその真実を託された答えがダイアルに存在する。
ヴァシュロンを紋章で表すのは”マルタ十字”、それは 　　　というその意味を託すかのようにこの一品はダイアルに18金無垢のプレートとしてインデックスにフライング表示されている。まさに”究極”….見た者すべてを涙させ感動させることが出来る一品、それがこの一品であり、そんな一品との出会いこそが人の人生を良き時代へと変え、歴史まで変えていくことの希望と勇気の軌跡となることを信じたい。