幻Cal.458/3B★ヴァシュロン・コンスタンタン★18金無垢シャンパンゴールド ティアドロップ ファンシーラグ & レイルウエイスモールセコンド

見る度に引き込まれそうなそのラウンドの先に見る曲面に美を求めた造形…..

TEAR DROP/ティアドロップ….

視覚を超えた造形概念は3次元をも凌駕した一種の4次元的プロセスともなっていく….視覚という単なる立体的描写が、肌から伝わる触感的妄想とその先に心の中に湧きだつ哀愁に似た奥深い感情となり、4次元的造形概念のもとに生み出された人の技術、そしてそれぞれの妥協を一切許さぬ職人の想いを慢心に受けた最高傑作とも言えよう。

ティァドロップ……..

見た瞬間、脳裏から離れることの出来ないその造形は、すべてのストーリーを完璧な完結作として18金無垢シャンパンゴールドを採用、当時の金無垢の造形技術においてティドロップのような部分的に厚さを変えるような場合はその耐久性などのメタリアルの強度から14金無垢が主流であるが、この一品は18金無垢シャンパンゴールド。当然、その状態は驚きを魅せ、5時位置ラグの付け根、11時位置ラグサイドの18金無垢のスイスゴールドホールマークも深々と完璧に残り、鍛造として強度を高めていることを証するようにラグの変形も全く無く完璧である。そしてその特別としての存在のストーリーを証するのはそのキャリバーのアフターナンバー”3B”。微調整付き官給針に与えられたそのナンバーをつけたる存在は”キャリバー458/3B”。1927年既にヴァシュロン用としてルクルトが手掛けた最高傑作をベースに1942年に誕生したミドルベースのメインキャリとして角型など様々な特殊のケースに搭載されたことで知られる名機中の名機である。当時そのモデルによりそのグレードによりチューニングを変えてきたヴァシュロンだけに今回の一品のブリッジに刻まれたとおり、ADJのみの刻印からフルエングレービングとなったADJUSTMENT TO TEMPRATURE。更に3Bというプロセスの答えとして弧円上の抑えで官給針を微調整へと導く。官給受けから芸術線を描くブレゲヒゲゼンマイの先のビーンズ状の受け、他のパーツも含めすべて丁寧にロジウムメッキされたひとつひとつのパーツに全くの損傷もなく、エングレービングの面取りも繊細な仕上げぶり、天然たるビジョンブラッドの受け石ルビーも完璧の耐久性も備える。

ダイアルも当然そのクオティーは完璧な状態も魅せ、綺麗に全体的にヤケたシャンパンゴールドの状態は言葉にならないほど、レイルウエイに描かれた繊細な指標に添えられた立体的アプライドのメドール状のインデックスとウエッジのフライング表示は高級感を漂わせ、すべてにおいて特別なモデルとしての存在を全面に押し出した最高の一品である。