エロティカルな漂い…ヴァシュロン・コンスタンタン★ラウンドケース18金無垢ホワイトゴールド Cal.1003

静かなに時が流れる….静まり返った空間に時を刻む音が聞こえる。

過ぎさる思いと、現実との狭間にすべてのその理由を感じる……

2針という時を感じる為だけに存在し、言わばそのものの価値を下げるすべてのものを排除し必要のないもの以外美しさに適さないという論理をそのまま形にし、いつしかそれは年輪とともにエロティシズムのプロセスとなり、見る者の脳裏に忘れようもないイマジネーションを植え付ける。

セクシーという言葉の表現方法を限界へ導く為、あえてケース素材に18金無垢ホワイトゴールドを使い、鋭利でどこか冷たい装いを感じさせながらもその34mmまで広がる世界にその鋭利で純白な輝きを放ち、スパイラルのエングレービングを中心に細かいエッジのストライプラインが究極のエロティカルとして、見た者を虜にしてしまう。極限にまで薄くし、触るという行為そのものにさえ、エロティシズム的表現としている。当然その18金無垢ホワイトゴールドのに極めて同色に近づけたそのシルバーのダイアルには真っ二つに縦から横へとクロスに切るラインはエングレービングの掘り込みとした大胆なデザインとなりそこにスリムなバーをデサイしたインデックスを配し、ワイドなベゼルに対し控えめな存在となるべくダイアルをそのベゼルに負けない主張を十分すぎるほどの叫びに似たものさえも感じてしまう。当然、すべての源となる確固たる”Cal.1003″の存在は、ジャガー・ルクルトが、当時ヴァシュロン・コンスタンタンの80%の株を取得することにより世界最高峰と呼ばれるヴァシュロンの調整技術とルクルト社の開発技術が生み出した”Cal.803″(1953年製造)をベースに誕生した”1003キャリ”、オーデマ・ピゲの2003キャリとしても活躍し、1960年代のヴァシュロンコンスタンタンの歴史を語るに欠かせない名機として語り継がれている。そのディテイルはスナップバックに４つのスクリューねじでしっかりと留められたバックケースを開けた途端に眩しいくらいに放つガンギ車以外の凛冽を一つブリッジに留めた独特のジュウ様式のオーラの輝きが物語るように、ヤスリで形を整えその後ダイヤモンドペーストで目視の世界を超え磨き尽くされたアングラージュの美しさ、そこに見てすぐにわかる最上級の濃色のルビーに注ぎ込まれた油溜りへの拘りを感じる徹底した職人の匠の技、1.64mmという限界へ挑戦した薄さにも関わらず、ビーンズ型のヒゲ持ちを有し、飾りネジなどのようなごまかしのないチラねじの美しさ、それはジュネーブの400年という歴史の神髄であるジュネーブシールが物語るのは当然なことであろう。

【コンディション】 日差±60秒、ゼンマイ、ガンギ、テンプのチェック済みの最高の一品のムーブメント3ヶ月保証お付けいたします。ベゼルの細い側面にいくつかの打痕がございますが、全体的にはかなりの美品です。ダイアルには6時位置に染みがございますが、目立たない程度です。