18金無垢シャンパンゴールド　Ref.6135★ヴァシュロン・コンスタンタン★Cal.1002

シンプルが故に、そのディテイルに拘った作り、

すべてにおいて完璧を求める結果、辿り着いたのが、この形であろう…….

18金無垢という贅沢極まりないケースを身に纏い、自然に流れ出すオーラがシャンパンカラーに染まる。シャンパンゴールドという淡く優しい色合いを見つめる時、いつのまにか、時が静かに流れていることに気付く。美しいと、ため息が零れる。スリムなベゼルからラグに流れるしなやかな曲線は、エロティックな様相を魅せながら、魅惑の色合いを魅せるシルバーのダイアルへと導く。インデックス、そして時、分針、秒針にまで、すべて18金無垢として表現する。そしてその眩しさに心奪れ、喜びを感じる先には、ヴァシュロン・コンスタンタンの真髄を知ることとなるカナをモチーフにした”マルタ十時”のシンボルがクラウンに燦然とシャンパンゴールドの輝きを放ち続ける。
そしてそのクラウンをそっと指で挟み、ぜんまいを巻き、その魂がキチ車から丸穴へ、そしてコハゼが角穴に絡み合う瞬間、それは爽快な音として耳に入ってくる。昔ながらのこの巻上げの感触を感じながらそっと18000振動のロービートが、動き出す。

……『Cal.1002』

ブレゲヒゲの昇り立つ造形美、そしてその先に繋がるビーンズプーレートの楕円状の曲線美、18000振動を鼓動として伝えるチラネジサウンド、そして世界一と言われるルクルトの伝統的”アンクル”のみごとな手足のようなしなやかな動き、そしてそれらの宝石のようなパーツひとつひとつをペルラージュ装飾でキャンパスのように描き、アングラージュの面取りに極限まで美を追求したブリッジに描かれた”ジュネーブの湖岸”の意味たる湖畔にできる波紋”コードド・ジュネーブの芸術的模様はこの時計のすべてのプロセスを後世に伝え、その集大成たるジュネーブシールの存在感がまるで時を制覇する紋章として、一際ムーブメント全体を光輝かせている存在であろう。