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MODEL | ラウンド |
MOVEMENT | Cal.P453/3B |
AGE | 1950年代 |
MATERIAL | 18金無垢ピンクゴールド |
SIZE | 33mm(クラウン含めず)×41mm(ラグ to ラグ) |
伝説Cal.P453/3B★ヴァシュロン・コンスタンタン★18金無垢ピンクゴールド
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そのピンクに包まれた柔らかな光が放つその哀愁に似た淡いは、ラウンドのシンプルでありながらもセクシーでどこかエロティカルな漂いを魅せる…..ひきこまれそうになるほどの何か未知なる力をどこから感じ、その18金無垢というメタリアルが持つパワーと銅の含有量を5%増やし造形しにくい分、出来上がった素材は強く頑丈なものとなるピンクゴールドという眩耀がこの逸品の真なる真実を語りかけてくれる。触り、腕にはめ、その感触を確かめる。時間と共にそこに順ずる同調した温度がなぜか懐かしさへと変わる。それはまさしくこのとてつもない存在を魅せるケースから手に伝わる鼓動、いや魂が成す力であることに誰もが気付くであろう…….
『キャリバーP453』
1941年、ルクルト社が精度への挑戦をクロノメーターに託したる”Cal.449/450″を開発し、それはクロノメーター手巻き伝説ジオフィジック”Cal.478″への軌跡となり、当時1936年から既にルクルト社の傘下としてルクルト社のムーブメントの組み立てをも行っていた”ヴァシュロン・コンスタンタン”のパテック・フィリップと肩を並べるチューニング技術が成し得たクロノメーターへの限界サイズとして”28.8mm径、4mmの厚さに、当時人間が成し得る技術を限界へと導きたる『Cal.V453/V454』。それは1907年ヴァシュロン・コンスタンタンが世界にその名を不動のものとするきっかけとなったご存じクロノメーターロイヤルを復刻させた”Cal.P1007BS/P1008BS”へと導いたのは言うまでも無い。
しかし、今回の一品はジュネーブシールが生んだ”Cal.P453/3B”。それ以上のチューニングで更に精度の限界へと導き、その大いなる証を刻んだジュネーブ湖畔の波紋をモチーフにしたコートドジュネーブ、更にヤスリ、ペーパー、そしてダイヤモンドペーストで磨きあげられたアングラージュを施したブリッジにしっかりと刻まれたTEMPERRATUREよりもより確かなものとした”ADJUSTED TO HEAT COLD ISOCHRONOISM”。等時性に限界を挑んだヴァシュロンの答えがそこにはある。2,3,4番車を一対のブリッジで受け、そこに留められたビジョンブラッドが示す真なるエクストラルビーの証。そして当時の職人の匠の技としてのバックラッシュを無くし厳密な調整を可能にしたしなやかなスワンネックの造形プロセス。巻き上がるヒゲゼンマイの美しさ、その先へと繋がるビーンズプレートのハイポリッシュしたヒゲ持ち。言い尽くせないほどのクオリティーの高さで言葉に出ないそのすべてのパーツが繊細でいながらも100年、いや200年先に語られるように職人が仕向けた真実のメッセージとなるであろう。
そんな今回の一品、バックケースインサイドにこの逸品が既に1950年代であることを証するように、それまでの”VACHERON & CONSTANTIN”の”&”からフランス語表示の”ET”へ変わった刻印と5000番台のシリアルを深々と刻んだピンクゴールドの18金無垢ラウンドケースに、この伝説”Cal.P453″を搭載し、それはその後に世に出る伝説クロノメーターロイヤルへの確かな軌跡となったことは言うまでもない。そしてそれはお金があっても変えない真実の価値であることをこの逸品に出会ったことで気付くはずであろう。