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MODEL | Ref.811AD ヨットクラブ ノンデイト |
MOVEMENT | Cal.854 |
AGE | 1972年頃 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 35mm/横径リューズ含めず×44mm×15mm厚さ/両ラグ先端まで |
希少ノンデイトCal.854 ★ IWC ヨットクラブ★Ref.811 ステンレススティール☆1972年頃極上品
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時に世は、大航海時代の真っ只中、ポルトガルの航海術に世界は色を変え始めていた頃の1865、一人の青年が、アメリカからポルトルを目指して航海の旅に出た。行き着くまでに、死に掛けた事も何度かあり30日間以上の航海の果てに彼は1868年、スイスのシャウハンゼンに世界に君臨するほどの会社を設立した。そう彼こそがフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズであり後のIWCの創業者である。彼もポルトガル航海術を学び、その思いはその名の如しポルトギーゼに受け継がれ、更に壮大な海を制覇するかのように1965年30Mの防水機能のついた初代アクアタイマーを世に出す事となった。そしてそれは3年後、どこかポートフィノのような気品に満ち溢れ、優雅でありながらも防水モデルとして、スクリューバックケースを基本とし、ムーブメントをインナーケースでガードすることにより防水を高め、特殊ラバーブロックで耐衝撃を考慮したモデルが誕生した。
『YAHCT CLUB』
ポルトギーゼの精神を引き継ぎ、その出生の年代の次期も有り、他モデルにはないバリエーションにとんだモデルであった。3姿勢差調整で天輪に微調整ネジを装備させた最高調整バージョン”手巻き名機”Cal.89″の存在もヨットクラブ伝説ストーリーの一小節でもある。70年代に入るとオートマティック”Cal.852″、そして”854,854Bキャリ”最終ペラトンへと語り継がれていくが、やはりその独特なケースの落ち着いた趣は、ヘアラインを全面に施し、落ち着いた雰囲気をかもしだし、滑らかな曲線をどの角度から見ても感じることが出来る優雅で気品の源を感じるであろう。当然、フィッシュクラウンが示すとおり、スクリューバックを丁寧にゆっくりと外し、そこに移るペラトンと呼ばれた世界は、ヨットクラブの証明であるラバーブロックで衝撃と防水効果を高めたインナーケースでしっかりとガードし、ローターが回るごとに視界の飛び込んでくるロッキングバー、ラチェットホイールにかかる二つの大きなメッキされたラチェットクリックが、中間車を必要としないペラトンという巻き上げの拘りを確実なものとしていよう。そしてその拘りを出会う人々に伝える為にシルバーのダイアルに最高のステイタスとして描かれた”Yacht Culb”の文字が、このモデルのすべてを一言で語っていよう。