激希少ミラーダイアル★IWC/オールドインター アンチマグネット ステイブライト★Cal.83

STAYBRIGHT…ニッケルを多く含んだ18/8含有スティール。耐食性が高く、ニッケルの要素を活かした耐磁性も優れ、それはタイムピースに交わうことで、100年、いや200年の時を永遠に刻む最高の証となった。

指に触れ、軽く叩く瞬間、このメタリアル特有の音に何か昔懐かしい何か哀愁に似た温かい気持ちにさせてくれる。それはその時代、ミリタリーから埋まれた防水の先の”スクリューバックケース”を見に纏い、STAYBRIGHTのどんよりしたくすんだスティールカラーが見事にこの逸品のすばらしさを伝えてくれる。それは唸る思いと共にダイアルにその30年代の真実の証も語りかけてくる…….第一次世界大戦がおわり、アメリカの黄金の20年代が終わりを告げ、世界が大恐慌という荒波に飲まれ、スイス時計業界は初めて最大の危機に直面したはず、世は再び、戦争という現実へのタイムカウントが始まり、戦争がスイス時計、そして世界の時計産業を、悲しかれ、活性化へと導いたのは間違い。

当然、それは視認性を重要視した各国の軍用官給時計の基本基準が示すとおり、夜での視認性も確保する為に、夜光はラジウム以上の夜光能力を持つものであり、磁気により計器が狂った時にでも時計での役割を確保する為の磁気からの影響を防ぐ装備品であること、又、防水への確保も必要とし、それすべてをクリアしなければならない。当然、今回の一品は、ラジウムの夜光性を富む為にダイアル自体をソフトメタルにメラニン系の夜光を塗布、ペンシル針にも同じ夜光を使用することで、夜間での作業を可能とし、ケースにステイブライトを使用することで、この素材特有の磁気を集める特質により、中にまで磁気を入りこませない”ANTIMAGNET”耐磁ケースを採用、バックケースをスクリューバックとすることで、日常以上という防水プロセスもクリアすることとなった。

当然、腕に嵌めた瞬間から感じる鼓動の先にあるものは、1930年からその歴史を刻み、イギリス軍用として、マーク9など、歴史の中でも重要な役割を果たしてきた”キャリバー83″がそのロービートの力強さを感じさせる…….2番車に秘められた思いは、ビジョンブラッドのルビーの受け石がこのメカニカルに命を注ぎ込むように、それぞれのブリッジと共に2番、3番、4番車、そしてガンギ車を抱え込み耐久性に巧の技を託し、すべてにアングラージュの面取りとコートドジュネーブの限りなき美しさを表現し、重さによりその安定性を計った昔ながらのチラねじテンプが大きく間口を開け、それは見る者を時の空間へと導き誘い込むような漂いまで感じさせる…..
そんな今回の一品、30年代の軍用時計へのプロセスほ前面に語っているこの一品、まず出会うことが奇跡となり、当然このタイムピースを腕に嵌めることのの出来る方は選ばれし方であることは間違いない、当然、それはこの一品を次世代に語る時の申し子としての役割をこの一品を手に取るあなたが、担うこともお伝えしておこう。