希少1960年☆ペラトンCal.853★IWC オールドインター★18金無垢シャンパンゴールド

ラウンドという形状を基本に忠実にこれほどまでに表現した一品はないだろう。言い換えれば、計算づくされたその造形は、すべての完成形とも言えるだろう…
淡く、優しい光を放ち、腕に嵌めた瞬間、驚くことにその存在感を感じさせない自然な装着感、そして体温に同調する金無垢という良さを全面に押し出した18金無垢という世界…そこにラチェットという世界を独自の表現方法で世界に世界に発信していったペラトンという存在を加えこの一品は1961年、生を成した。ペラトンというストーリー…1946年、アルバート・ペラトンにより、ペラトン式特許取得、1850年、IWC初のオートマィックCal.85(8400個)、Cal.81(1800個)同時開発、1年間で生産終了。1951年、Cal.852生産開始、9年間で50400個製造、そして1955年、IWC初の耐磁モデル”インヂュニア誕生と同時に1958年、Cal.853が生まれ、ジャガー社に買収されるまでの1969年までの”Cal.854″へと引き継がれていく。今回の逸品に搭載されるは、”853キャリ”。その確実な巻き上げを実現したプロセス…….。ローターが回る度に、ロッキングバーが上下し両方からの回転を整流へと導き、それに伴い銅メッキされた2本のクリックアーム(ラチェット)がラチェットホイールを確実に巻きあげていく。当然、その動きが大胆且つ豪快であるがゆえ、ムーブメント内でのスペースが必要となり、不動角差も大きいが、歯車で形成されいてない分磨耗にも強く耐久性にも優れ、切り替え車の無い分だけ、ダイレクトに動力を伝えるプロセスは巻き上げの確実性は半端ではない現実へと導いた。そしてその結果生み出されたペラトン独特の静かなローターサウンドは哀愁のような深い味わいを心の奥にまで感させてくれるであろう。