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MODEL | オールドインター スモールセコンド アンチマグネット(耐磁) |
MOVEMENT | Cal.83 |
AGE | 1939年代 |
MATERIAL | 18金無垢 |
SIZE | 31mm(クラウン含めず)×36mm(ラグ to ラグ) |
伝説!!! Cal.83耐磁★IWC オールドインター★18金無垢 スモールセコンド
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朝陽とともに雪が溶け出し、おもむろに湖畔のほとりを覗き込めば、それは朝陽の輝きとともに陥る一滴の雪解けが滴となり、命を吹き返したように波紋が湖面全体に広がっていく。その神秘なる美しさの象徴たる”ジュネーブ湖”を描き上げた”コート・ド・ジュネーブ”と、ジュラ様式と称えられた6つからなるしなやかなスティールの造形が合い見えた時、それは美しさを越えた芸術という果てしない匠の世界へと変わっていく……
2番車に秘められた思いは、,高級仕様としてルビーを受け石とし、ゴールドのシャトン留めまで施し、耐久性を限界値にまで上げている。当然、3,4番、ガンギ車はルビーの受け石、シャトン留めが標準装備、そこに添えられたルビーは匠の世界の象徴のひとつとして保油率を高めるオリーベの技法も施され、すべてに妥協を許さぬ当時の職人の魂が聞こえてくる…しかしそこに秘める魂は、真実の姿を浮かび上がらせていた…….
ANTI-MAGNET…Caliber.83
1930年に誕生し、それは戦争という歴史の真実の中で、必要不可欠のものとしてその度に変わっていった….それは時に耐衝撃としてインカブが未だ世に誕生しない時代、ムーブメントとバックケースにクッションとしてのインナーリングを装備したり、バックケースをスクリューねじ込みとしての防水、そして無線などからの磁気による時間の狂いから守る耐磁に対しての拘りを見せた。その重要なことをこの世に伝える1939年製造の今回の一品は、ダイアル上にそのプロセスを暗示した”ANTI-MAGNET”モデル。経年のヤケが全体に綺麗に広がったダイアルに描かれたその文字は、Cal.83が耐磁としての役割を世界に知らしめた第二次世界大戦以前に既にその役割を果たしていたことだ、当然、そのプロセスは、30年代独特のバイメタルのチラねじを持ったテンプに宿り、覗き込めば他パーツと全く違うその様相にあなたも気付くはずであろう。ガンギは完全にソフトメタル系の素材、振り座は完全に真鍮製であるのが手に取るようにわかる。当然、アンクルはベリリウム径の後合金であろう。そんな耐磁”Cal.83″のすごみをこの逸品が贅沢極まりない18金無垢で飾ることに疑問も湧いてきてしまう。当然、Cal.83耐磁使用は、戦争が生んだ産物であり、ケースはブラスメタルの合金スティールがほぼメインであり、ムーブの当初は炭素鋼であったパーツを時代が変えていったはず、なのになぜ、18金無垢が採用されるのか…しかしムーブメントシリアルが1938年製の産物であり、18金無垢ケースは1939年製のものである以上、その真実は確かに存在したのであろう。そうこの逸品がここに存在することは確かであり、真実であることには変わりはない。
今日も今宵は、ビンテージという世界を一杯のバーボンを片手に語ろうではないか。それがビンテージという時代に生きたタイムピースのすばらしさであろう………..