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MODEL | オールドインター クロウラグ |
MOVEMENT | Cal.61 |
AGE | 1943年 |
MATERIAL | 14金無垢ピンクゴールド |
SIZE | 35mm(クラウン含めず)×43mm(ラグ to ラグ) |
1943年14金無垢ピンクゴールド クロウラグ★IWC オールドインター★Cal61
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マニュファクチュールという世界に定義を求めず、エボーシュという世界にも囚われず、すばらしいパーツを厳選し、そして組み立てていく。それは決してエボーシュと呼ばない独自に生み出した世界を自由に表現することとなりそれはマニュファクチュール以上のキャリバーを誕生することとなった。
それまでのドイツの流れを強く感じるグラスヒュッテ様式から1893年のCal.65誕生をきっかけに、主にルクルトからキットのみでの買い付けでパーツごとに購入し、パーツを一つ一つに独自の装飾を仕上げ、Cal.65からも伺えるように2,3,4番、ガンギ車を独立したブリッジに配するようなフィンガー型という新たな世界を設計から組み立てまで自社の生産ラインで行うことで生み出し、たスイス時計産業の中では考えもつかないアメリカンナイズとして自由豊満な精神の中で誕生したIWCの基礎を作っていった。
そして1930年、その生産ラインを確立し腕時計という分野において伝説となりその後の腕とけ系のキャリバーとしての基礎を築いた”Cal.83”キャリバーが誕生し、Cal.65の精神を独特なブリッジ配列を受け継ぎ、1938年、様々な形状のケースに対応できるようにムーブ径を一回り小さくした”60系キャリ”達が開発された、それはセンターセコンドとして新たな命の幕開けとなり、それは後、Cal.88、Cal.89の名機達の足跡となったのは言うまでもない。
伝説名機…..
Cal.61/キャリバー61の誕生である。
わすが4年間という生産の中で7800個の命を育み、短命でありながら88,89へとDNAを引き継いだ最高のキャリバーである。その23.35×4.15という空間に秘められた思いは精度への拘りとしてテンプを黄銅とスティールの2重メタルのテンワの2箇所に切り込みを入れ、温度差による精度への概念を打ち消そうとするバイメタル切りテンプの雄叫びをあげ、2,3,4番車のビジョンブラッドのルビーがエクストラトパワーを漲らせ、太目のブリッジから放つコートドジュネーブのざわめきはリューズを回した瞬間訪れるでかめのチラねじの熱いビートとしてブレゲヒゲぜんまいからビーンズプレートのヒゲ持ちまで熱く語り続けてくれる。
当然、その名機”Cal.60”を奏でるだけの器を備えたケースすらもみごとな造形を生み出している。淡い魅惑の語らいを魅せるピンクゴールドの世界、シャンパンゴールドがほんのりと赤みを帯び、言い尽くせないほどの愛らしい装いを魅せる。しかしスモールキャリとしての代名詞である”60キャリ”では創造もつかない35mmという存在感、ラウンドから流れるしなやかな曲線を新たな美への共演と装うケースサイドに施されたステップの造形への拘り、その拘りは、その曲線から鋭く、そして鋭利に想像もつかないほどの男らしさも魅せてくれる。そのフェイスの愛らしさと鋭く伸びる”クロウラグ”の男らしさのギャップがたまらないエロティックの世界を表現していると言っても過言ではない。
そして最後に、1943年に製造されたこの逸品、その年輪というプロセスは、経年のヤケとしてダイアル全体に広がり、華麗なる当時の世界を思わせる哀愁に似た、深い思いを感じさせてくれる逸品であり、当然、あなたの人生を最後まで見届け、後世に続く語り手として永遠に時を刻んでいくことをお約束しようではないか…….