デッドストック級1957年★IWC/オールドインター★18金無垢シャンパンゴールド Cal.89

いつしか聞こえる内なる18000振動のゆるやかな鼓動と重なり合い、その先に見出した美に対する降服ともとれようその美しさは、現代ではなしえない遙か遠い先に見る真実という秘宝への確かな証ともなろう。

Caliber.89……

パーツに施されたアングラージュの丁寧な当時の職人の手触り、コートド・ジュネーブを美への拘り、そして耐久性を追求したゴールドシャトン留めの美しさ、熱い想いを精度に託したデカめのチラネジテンプ。
1946年に伝説”Cal.83″をベースに、スモセコキャリ”Cal.88″と同時開発され、いつしか20年近くIWCの歴史を担う形となり、IWC最後の自社キャリとして、400系が開発されてからも、終了はせずに、IWCとしての販売最後の1974年(1978年まで一時中断、その後、ジャガー社のIWC買収により本当のオールドインターとして最後となる)を飾ったキャリバーであり、オールドインターの主役的存在。
そしてその偉大なるキャリバーを搭載した今回の一品、18金無垢シャンパンゴールドの輝きは、目を疑いたくなるような小キズすらも無い状態により混じりけの無いピュアな輝きとしてケース全体を包込んでいる。それは見ることだけでは満足できない衝動にかられるが如き手でそのケースをなぞれば、35mm径で表現された存在感のあるラウンドケースから強引に主張するかのように伸び出でたるラグが、女性を惹きつけるフェロモンのように、見た者すべてを魅了させる不思議なパワーさえも感じる。更にダイアル自体も完全なオリジナルであることは当然ながら、染み、腐食も全く無く、一見、新品のように感じてしまうピュアな装いも感じさせてくれる。すべて文句のつけどころの無いデッドストック級の一品として、この一品をご紹介することをこの上無い喜びとして感じ、この一品がよりたくさんの方々に見て頂けるように願い、そしてこの一品を心から愛して頂ける方に落札して頂けるよう心からお願い申し上げたい。