PRICE | |
---|---|
MODEL | オールドインター スモールセコンド |
MOVEMENT | Cal.88 |
AGE | 1952年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 36mm(クラウン含めず)×43mm(ラグ to ラグ) |
伝説スモールセコンド Cal.88★IWC オールドインター★1952年製 ステンレススティール
SOLD OUT
申し訳ございません。こちらの商品は現在売り切れです。
同モデルあるいは近いモデルをお探しすることが可能な場合もございますので、
お気軽にお問い合わせください。
1937年に、後のインターを世に絶大な不動の地位を築きあげることとなるムーブメント”Cal.83″が誕生し、その後の派生ムーブメント達の偉大な功績は言うまでもないが、その”83キャリ”が、10年間の製造の中で『69000個』を製造し、そのDNAを色濃く残した2つのムーブメントが1946年に誕生させた。そして誕生したのが、1946年から74年という実に28年間の中で、『220200個』というとてつもない数を製造し、IWCの歴史を刻んできたのが”89キャリ”であり、当然、脚光を浴び、歴史にその名を残したのは当然である。そしてもう1つは、その表舞台とは裏腹に、同じCal.83キャリを親に持ち、1946年に”89キャリ”の”スモセコキャリ”として同年に開発され、言わば『89キャリの双子の兄貴分』であるにも関わらず、たった10年で、『37200個』しか製造されず、”89キャリ”の裏舞台としてひっそりと年間3000個足らずしか製造されなかった。そんな”Cal.88″は、他オールドインターキャリバーの中でもその容姿は宝石のような眩しすぎる輝きを発し芸術の域に達しっている最高のキャリバーであるこを否定するものは誰もいない。
そんな希少な”Cal.88”から今回、ダイアルはリフィニッシュであるがオールドインターファンが唸る逸品をご紹介しようではないか。
スティールのラウンドのカラトラバに装いを近づけるベゼル、そして両端のラグ先から結び合うなでらかなミドルケースの鋭利なライン、スナップバックの域を超えた当時より防水を確かなものとしたかなり固めのスナップバックとその防水という世界を確かな証として1937年頃からそのクラウン(リューズ)に背びれ、腹びれを細かく繊細に刻んだクラウンがざわめきを抑えられないほどの存在感としてここに存在する。”Cal.83”が生んだ直系遺伝子を肌で、そして目で味わいながら、その内部のストーリーへと足を踏み込む。
他メーカーが出来上がったエボーシュを自社で調整したり、又、エタブリサージュのように組み立て業者に依頼するのではなく、部品単位で発注し、自社工場で独自のキャリバーを創造するという新しい世界をIWC゛が生み出したように、その世界は優雅な曲線を2,3番車を配したシンプルがゆえに美しさ求めた独得のセンターブリッジ、4番車、ガンギ車受けとする個々のブリッジすてべに当時の職人の徹底したパーツに拘りたるアングラージュを施し、そしてそのゴールドシャトン留めを施したルビーの美しさに反映するかのように湖のほとりに広がる湖畔の模様を映し出した”コートドジュネーブ”がこのキャリバーの真実を語り始める。
それは単なる機械という世界を超越した人の手で作り出せる産物の中で地球上で最高の人の技術を擁するものであり、それは今でもオールドインターの幻の象徴としてここに存在することは確かな事実である。そしてそれはその本物の証として昔ながらの精度を追求したでかめのチラネジの下にその証がくっきりと刻まれていることに気付いた瞬間、感動の喜びを必ず味わうことであろう。
『キャリバー88』