メーカー保証残20ヵ月以上★IWC アクアタイマー★Ref.IW356805☆ミント Cal.30110 ステンレススティール

時に世は、大航海時代の真っ只中、ポルトガルの航海術に世界は色を変え始めていた頃の1865、一人の青年が、アメリカからポルトルを目指して航海の旅に出た。行き着くまでに、死に掛けた事も何度かあり30日間以上の航海の果てに彼は1868年、スイスのシャウハンゼンに世界に君臨するほどの会社を設立した。そう彼こそがフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズであり後のIWCの創業者である。彼もポルトガル航海術を学び、その思いはポルトギーゼに受け継がれ、更に壮大な海を制覇するかのように1965年30Mの防水機能のついた初代アクアタイマーを世に出る事となった。その後、2000年にファーストアクアタイマーのインナー回転ベゼルをそのまま引継ぎ蘇り、それは2008年、140周年のビンテージコレクションの中心的存在となった。そして2009年、新生アクアタイマーは、2000Mというモンスタースペックを備えたディープシーダイバーを発表した。

IW356805….AQUATIMER 2000M

今回ご紹介する無く子も黙る”3568シリーズ”のスティールブレスの05ナンバーは、まず最初に言っておこう。メーカー保証が、20ヵ月以上もある最高の一品、極小のキズはあろうが、小キズすらも、当然、目立つキズなど、ハイポリッシュの鏡面とサテン仕上げのコラボとして存在感をだすブレス、ディプロイメントのクイックチェンジを採用したバックルも含めて、一切目立つキズの無い最高の一品。
何と言ってもこの一品の特徴は44㎜というこの迫力ある男らしい存在感であろう。更にモノトーンの白黒を基調にしている為、落ち着いた雰囲気を味わえるのも最高の喜びの一つ。又、エナメル調のピュアホワイトダイアル、そしてベゼルディスクにはサファイアクリスタルを導入することにより、クオリティーの高さを魅せつける。
ムーブメントは今回、メーカー保証がある為、画像でご紹介出来ないが、ETA問題の火付け約となった”2892A-2″のベースキャリ”2892キャリ”を地盤から仕立て直し、その地盤には丁寧にコートドジュネーブを仕上げた”30110”キャリ、そのモデルの特性を活かす為にそれぞれ違う顔を魅せるIWCのリファインの考え方が素直に出るように仕立てたこのモデルは21石、23石5姿勢差の調整機もあるが、2000Mダイバーの驚異的数値を可能にする為の大人しめの調整機であるが、耐久性は満足出来よう。個人的にはビンテージコレクションに搭載した”80111キャリ”を搭載して頂きたかったが、まあ無理であろう。しかし、他メーカーのダイバーモデルと比べると、スーパールミノバの主流となった中、視認性においてはダントツ、防水機能だけを考えるとロレックス、オメガ、ブライトリングのスーパーオーシャンなど拾いどころだが、日常使用の腕にかかる装着感は中でもこのIWCアクアタイマー”IW35605”は、疲れのこないロング使用を若い方からシニアまで実用として実現したモデルであることは間違いない。