激激希少14金無垢シャンパンゴールド ビッグホーン★ジラール・ペルゴ★名機Cal.639

独自の表現方法に徹し薄型を追求した今回ご紹介する一品。
極めて薄型とは言えない”プゾー180キャリ”をベースに自社でモディファイした”639キャリバー”は、ベゼルとミドルケースを一体化することで、より薄くし、更にスナップのバックケースにもその意志は反映され、通常のケースと同形の大きさでなく機械の大きさに合わせることで、余分なスペースを無くし、より薄型に徹することで高級的志向、品格への拘りを主としたジラール・ペルゴの拘りを感じることが出来る。当然そこに存在するラグがその意志を証するように、ビッグホーンと言われる角のようにそびえ立つラグがケースのバックサイドの内径に収まるスナップバックケースのジョイント部分から湾曲させ、既にその存在を明らかにし、極めてクオリティーの高い造形となっている。なかなか言葉で表現しにくいものであるが、極めてその造形は類まれなセンスと設計技術が要求されることは確かである。
そしてこの一品のデザインに対峙し、その中を覗く瞬間の”表面の曲と内面の角”という造形とのギャップに驚きを隠せないのは、その”Cal.639″の出で立ちだ。
プゾー180と言えば、ご存じの方も多いはず、170同様、様々なメーカーにエボーシュとして供給されたが、ジラール・ペルゴのモディファイとしての表現方法は完全にそのプゾーという存在の最大の特徴を生かすことで、その存在を逆に消している。”180キャリ”の角への拘りを強調する為に,2,3,4番車を独立したブリッジに変え、テンプ受けからも解るとおり、そこから曲で表現されたものをすべて取り除き、直線の表現方法に徹している。しかしそのパーツひとつひとつの拘りは、ロジウムメッキなどは一切せず、そのメタリアルの素材自体を生かし、その角のパーツひとつひとつを繊細にヘアラインを施し、更に面取りとしたアングラージュで丁寧に仕上げ、角であるがゆえ、その繊細さが更に強調される。スモールセコンドという輪列がゆえに成しえたこの現実は、この一品のダイアルの6時位置に存在することの意志の深みと、決してダイアルを強調させないシンプルな”GIRARD PERREGAUX”の拘りが、このとてつもない14金無垢ビッグホーンケースの存在価値を限界へと高めたことを、この一品と出会ったあなたは知ることとなろう。