美品★ジラール・ペルゴ リシュベル クロノグラフ★Ref.2750 トノーケース Cal.2280-581

第一次世界大戦により債務国から債権国へと転換したアメリカが”怒涛の20年代”を向え、1925年のフランスから発生したアール・デコスタイルが、スイス時計業界のアメリカ進出への軌跡ともなっていった。1920年後半になるとそのスタイルはアメリカでもピークとなり、レクタンギュラーという造形への世界が時計業界を埋め尽くし、そのスタイル特有の直線という造形に曲を交えた新しい造形美学も誕生していく。その一つがトノー型と言っても過言ではない。
1995年、そのアールデコスタテイルの第一弾として復刻したのが”ビンテージ1945”であり、その第二弾として復刻したのが、今回ジラールワールドの中でも際立って美しいとされたのが今回ご紹介するトノー型モデル”Ref.2750”である。
その曲線から伸びる滑らかな造形は長方形の角型を基本としてその直線、曲線のコラボを成功させたその造形….その造形を表現しひきだたせる為に、そのブラックのダイアルにはレイルウエイというスケールをダイアルのインサイドの部分に表現しその両脇にイン溝仕上げされたクロノグラフ、永久秒針のダイアルが存在し、アルファーの針の造形と共に黄金と呼ばれた1920代を彷彿させる最高の漂いを感じることが出来る。
状態としては、当社で磨きはしていないが、小キズ程度の最高のコンディション、打痕も無く、目立つキズも無い。ムーブメントはジラールの威信をかけた最高キャリバー”Cal.2280-531。28800振動、47石という石数は耐久プロセスの理念とするジラールの本気の拘りと言っても過言ではない。