36000振動伝説Cal.30.5 ★ジラール・ペルゴ クロノメーターHF★極上 ステンレススティール

2つの独特のホイールが飛び出し、乱立する回転を整流へと導く、ジャイロモーメントを軸に独自性の世界を表現し自動巻きという分野に新たな旋風を巻き起こした……1957年この機構はその名の如し、”GYROMATIC/ジャイロマティック”と名付けられ，巻き上げの名手としてその歴史に名を刻んだ。その21オートマ系キャリをオリジンとしたジャイロマティックは、そのオートマという歴史と共にマニュアルにその役目を徹した手巻きというプロセスにその役割を求めたのが、30系の遺伝子を持った最高のファミリーである。中でも30キャリバーから21600振動という高振動化への流れを組み、1965年に世界を驚かせたキャリバーが世界にその名を轟かせたのが、今回ご紹介する

“Cal.30.5キャリバー”である。

振動数36000振動…….
当時、キュー天文台コンクールで、精度賞を総なめにしたセイコーの偉業を達成する1967年に既にこのキャリバーは完璧な存在感を成していた。当然、それは精度の象徴となりクロノメーターとして認定を受け、その認定プロセスをダイアルにきざんだ。そんな今回の一品、そのラウンドのケースはステンレススティールの鋭利な輝きを全面に受け、最高の出で立ちを魅せながらダイアルのシルバーの輝きで、その”CHRONOMETRE”の文字を引きだたせ、この一品が特別な存在であることを証する。すべて当時のままの状態だか、デッドストックの状態は言葉を失うほどの感動を覚える。
その昔、スイス時計普及の為に日本に来日し、日本での最初の法人会社を設立するなど、日本文化にも多大な影響を与えた当時CEOであった”コンスタン・ジラール”とマリー・ペルゴ”の兄弟であった”フランソワ・ペルゴ氏”。日本にスイス時計を広めるという真なる志で死ぬまでこの日本に残った偉大なる人物であった。1877年12月10日、43歳という短い生涯の中で、唯一愛した日本人女性がいたというロマンティックなストーリーなど、又、彼女との間に娘がいたなど、彼の墓の横にいつのまにか寄り添うようにある墓は彼女のものであるとか、ロマンティックナ話となっているが、そのストーリーの真実の中に…