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MODEL | シーホーク ファースト |
MOVEMENT | Cal.18 |
AGE | 1940年 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 34mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ) |
激レア☆シーホーク ファースト★ジラール・ペルゴ★Cal.18
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1880年当時、ボケットウオッチにリストバンドを付けた時計がドイツ海軍に納入された。世界で初めて腕につける時計として公式に販売されたものであると言われる。その時計こそが”ジラール・ペルゴ”であり、ジラールにとっても最初の腕時計であったのは間違いない。その後、世界はボーア戦争をきっかけに腕時計としての役割りが重要視され世界各地に広がっていった。当然、海軍での使用が主だった為、防水への必要性もあり、1928年にドイツのオットーグループの経営下となってからは、ドイツ軍にも率先して納入され、1940年にドイツ海軍に納入されたのがねじ込みケースの時計であった。それは1943年、”SEA HUWK/シーホーク”としてこの世に偉大なペットネームとして誕生するこことなるが、1932年よりニューヨークに基盤を作っていたオートーグループはアメリカを中心にシーホーク”を販売し、ステンレスモデルが$40ほど、金無垢ベゼル仕様のデラックスモデルが$70ほどで発売された。ジラール・ペルゴ初の防水モデルとして発表されたそのモデルは、今回の”シーホーク”ファーストモデルが証する如く、当時のオリジナルの様相でビンテージ感を高めてくれるダイアルは、当然その視認性は失っているが、盛リの熱いラジウム独特の夜光塗料が枯れ、アルファー針も含め最高の経年色を漂わしいる。当然、防水のプロセスであるケースはねじ込み式のスクリューバックケース、リューズに関しては、リューズ内のパッキンで押し込み、ケースにやや凹みを持たせリューズが埋め込まれるような形となり、ムーブメントとケースの間にステップのついたアウターケースを設け、そのアウターケースとバックケース部分の凸凹を合わせそこにスプリングワッシャーを絡ませることで密閉率を高めた。スプリングワッシャーに関してもずれたりしないように先端のカギ爪の部分がムーブメントにひっかかるような単純ではあるが細かい部分にまで気配りが施されている憎い演出も見逃せない。気になるムーブメントは”キャリバー18″。当時のジラール・ペルゴのクオリティーの高さを物語るように、アングラージュの面取りを丁寧に施した曲線のラインが美しいブリッジの中に宿る世界は、昔独特のデカめのチラねじで精度の安定をはかったようにゴールドのチラねじの美しさとガンギ、アンクルの18000振動の響きが共鳴し不思議な世界に迷いこんだかのような感覚に陥ってしまう。
1957年からの国際地球観測年を期にジラール・ベルゴも本格的ダイバーとしてそのシーホークの役割をプロ仕様として変えていき現在まで続くこととなるが、その最強ペットネームの原点であるシンプルでありながらその中に秘めたストーリーはとんでもないものであったことをこの逸品が証しする今回ご紹介する”シーホークファーストモデル”、何故、現代までこのモデルが続いていったかを説き明かしてくれる逸品であることには間違いない。