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MODEL | バナナウオッチ ファンシークラシカルラグ |
MOVEMENT | Cal.9L |
AGE | 1940年代 |
MATERIAL | 14金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 19mm/横径リューズ含めず×41mm/両ラグ先端まで |
激希少14金無垢シャンパンゴールド バナナウオッチ ファンシークラシカルラグ★ロンジン★伝説Cal.9L☆1940年代
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税期末の芸術的造形の象徴であったアール・ヌーヴォーの世界が過ぎ、1920年に入り、直線的な造形を基本としてそこに幾何学的なデザインを取り入れ、モダンでクラシカルな深い味わいと斬新な機械的意志を持った”アール・デコスタイル”の様々なモデルが各スイス、アメリカンメーカーから誕生していった。その中でも究極な造形として知られるのが、ケースを腕の湾曲に合わせムーブメントまで曲げてしまったグリュエンのカーベックスであり、曲という世界を平面的にも表現したフレアードやブランカードという世界である。そして今回ご紹介する”バナナウオッチ”もその代表的アール・デコの造形技術の賜物である。
バナナウオッチの定義とは一般的に横径縦径が1:2以上のもので、当時は横径20mm前後のものに40mm以上の縦径となり、かなりロングで横径が狭く感じるが、日本人の平均腕回りである175mmには、腕の半分が隠れるほどの存在感を示す。特に今回ご紹介する一品には、”アール・ヌーヴォー”スタイルとも言えるケースから突き出たクラシカルなシリンダーラグは、ステップのついた円柱を横にすることで、ドロップラグのような曲を生かした表現方法ともなっている。当然そのケースの淡いシャンパンゴールドが語るように、14金無垢の優しい輝きは、見ていても全く飽きない人に馴染む最高のマテリアルとも言えよう。
そんなバナナケースに収められた18000振動の鼓動は、”Cal.9L”、伝説のマシンである。角型の特徴どおり片方のペースをめいっぱい香箱でスペースをとり、40時間以上のパワーリザーブを実現、妥協を許さない耐久性の拘りを持ったビジョンブラッドのルビーの受け石にゴールドシャトンを留め、それを抱え込んだブリッジのペース配分からもわかるよりデカめのテンプにより精度への追及にも拍車がかかる。当然、年代的にも1930年代後期の9Lが語るように、天輪にスティールと黄銅を張りあわせ、そこにに切りこみを入れることで温度差への誤差を失くした最高のキャリバーである。
すべてにおいて究極を求めた一品であり、今この出会いが、最後となるえる一品であることは間違いない。