希少14金無垢シャンパンゴールド メディカルダイアル★ロンジン アドミラル Ref.69-384A★Cal.342

リンドバーグが大西洋横断の成功の翌年、そのフライトの中で課題となった現在値を性格に把握することの必要性から、当時、秒針の誤差をベゼルを合わせることで可能にし自らロンジンと共同開発により”ウイットナーモデル”を開発したアメリカ大佐であもあったウイットナーの航空学をいち早く学び、その中で経緯を読み取ることで、正確な位置を読み取ることが出来る時計を考案、それをロンジンに依頼し見事1932年、ロンジンはその開発に成功した。それはナビゲーションウオッチとしてダイアルに機能性を求めることの重要性を解き、その後の時計産業に大きな影響を与え、それにより時間を計測するクロノグラフという存在がナビゲーションウオッチの必需アイテムとなっていったは言うまでもない。当然、当時すでにクロノグラフ世界最高峰キャリ”13.33,13ZN,30CHを次々と開発していたロンジンが目指したものはクロノグラフ最終章”350キャリ”により、ダイアルにパルスメーターを表示させ、メデイカルな分野まで時計の機能性を解いたことであろう。そしてそれは1958年、スポーツウォッチとして誕生したあるモデルにより新たな世界を創り上げた…….

ADMIRAL Ref.69-384A

そのダイアルに描かれた”GRADTUS AD XV PULSYUS”の文字、目盛りを意味する”GRADUATED”,最初から最期までの意味たる”AD”,そして15の数字を表したる”XV”。12時位置を起点とし、1時位置の”160値”から計測を開始、そこに描かれたるように15秒間の脈拍の計測に対し、そこに与えらせた1分間という数字への拘り、それは5時位置”35値”を終点とし、再度、確認の為の計測を怠らない為に、7時位置に”160値”から始まるパルスメーターを再度表示、これを繰り返し、数値を確実なものとすることに定義を求める。単なるデザインではなく、プロたるドクターに対し考案され、本格パルスメーター”メディカルモデルとして誕生した。そんな一品であることに誇りを持たせるがゆえ。そこに搭載されたる最高のシチューションは、”Cal.342″。 パテックフィリップ”cal.350″同様、ムーブ全体をサイドから覆う形で、ローターを配し、その為に、切り替え車の歯先をサイドのローターに絡ませる為に、ローター自体をベアリングにした名機、当然エボーシュキャリではなく、マニュフアクチュール”ロンジン”が誇る最高の自社キャリである。そんな誇り高きロンジンの希少すぎる一品は、すべてにおいてのクォリティーを限界に求めた結果の上に成り立つ結果論とした14金無垢シャンパンゴールド、それすらも妥協を許さぬように”モノコックな装いとした”ワンピース”ケース、金塊を繰りぬいたケースからは、フロントの風防部分からしかムーブメントが脱着できない仕組みとなっている。しかしその風防を取り外すことさえもアドミラル”160″専用レンチ以外では外せないというクオリティーの高さにには驚きを隠せないほどである。その腕に嵌めた時の温度差による膨張により防水はしかり、防塵まで完璧にしたその造りは、言葉で表現することさえ罪であると感じてしまう最高の逸品であることは間違ない。
クオーツショックにより他スイスメーカーと同じようにグループ化へと時代は押し流されていくが,決して忘れてはいけない”マニュファクチュール ロンジン”の最期の軌跡を物語る一品であることを皆様にお伝えしたい。