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MODEL | バナナウオッチ カーベックス |
MOVEMENT | Cal.8L |
AGE | 1940年代 |
MATERIAL | 14金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 22mm(クラウン含めず)×41mm(ラグ to ラグ) |
伝説☆14金無垢シャンパンゴールド カーベックス★ロンジン★バナナウオッチ☆Cal.8L
SOLD OUT
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当時、クロリグラフの分野において世界一のマニュファクチュールとして地位を築いていた”ロンジン”の軌跡は、クロノグラフだけでなく、リンドバーグが世界で初めて大西洋横断を果たした時にリンドバーグが腕に嵌めていたロンジンのように、当時、早くもナビゲーションの世界に時計を見いだしていたブライトリングよりも勝っていたことは、そのモデルに搭載された”Cal.10L”の美しさからもわかるとおり、当時は誰もがナビゲーションの分野でも世界一の称号であると認めていた。更にロンジンは、エレガント時計の分野でも異質的存在として名を馳せ、1920年代のアールデコスタイル人気も薄れ1929年の世界大恐慌が起こり、時計が売れなくなった時代にブローバがアメリカで1935年、ムーブメントまで曲げた(Cal.311)を開発し特許まで取得し、レクタンギュラーのケースを極限まで湾曲させた”カーベックス”を世界で先駆けて発表し、当然独占を果たしたに見えたが、1920年頃アールデコの象徴とも言えるレクタンギュラー用の”9.47キャリ”から始まり、ロッレクスのプリンス”TSキャリ”とも並ぶ超ロングな”9.3キャリ”などを既に開発していたのロンジンは、ムーブメントを極限まで小さくし、更に、薄くすることで、ブローバが世界で初めて腕にフィットする時計として発表した半年後に、いとも簡単に”カーベックス”を作ってしまった。
当然、そのロンジンが手掛けた”カーベックス”の世界は、今回ご紹介する一品を手頂ければわかるとおり、ギラギラと輝く14金無垢のシャンパンゴールドケースの異様なまでに湾曲したケース。完全に腕、いや、腕にめり込むかのようなまでの反り返った様相はこの世のものではないほどの存在を漂わす。しかもデザイン性において優れていたロンジンだけに、その湾曲を目視からも楽しめるようにケースサイドに2段階における段差をつけ、”カーべックス”という世界を極限にまで表現している。360°どこから見ても飽きない様相にただ、ただ、時間を経つのを忘れてしまい見入ってしまうのはこの時計が持つ魅力、いや妖美とも言えるミステリアスな世界をも官能出来よう。
当然、このケースに搭載されたキャリバーは、極限まで小さくし、薄くしたメンズキャリバー”8L”が搭載されている。2番、3番、4番車をロンジンとすぐわかる独特な3角形ブリッジで受け、そのアングラージュまで施されたブリッジのすべての受け石は、当然、クオリティーの高い時代を思わすエクストラの称号、”ビジョンブラッド”カラーのルビーの深い色合い、そのすべてにゴールドのシャトン留めを施し耐久性を高め、耐震はないものの、チラねじから昇りつめる繊細なブレゲヒゲゼンマイのすごさ、更にヒゲ持ちまでつけ、ブレを失くした独特の緩急針、それらすべてを見ても、1930年代、このようなムーブメントをロンジンがいとも簡単に創造してしまったことが言葉にならないすごさを感じる。