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MODEL | セレクトグラフ トリプルカレンダー ムーンフェイズ |
MOVEMENT | Cal.473 |
AGE | 1950年代 |
MATERIAL | 18金無垢ローズゴールド |
SIZE | 32mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ) |
幻…トリプルカレンダー&月齢☆18金無垢ローズゴールド★モバード セレクトグラフ★経年美 Cal.473
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紅に惑いし哀愁の想い…18金無垢ローズゴールドという装いは、単なるメタリアルとしての意味あいを越え、見ているだけで十分と思えるその不思議なパワーとして、どこか懐かしい哀愁さえも感じさせてくれる…6時位置にあるその一瞬の時を計る秒針と共に存在する月齢とういう存在、一か月を通してその月の変わり行く姿はロマンティックな思いを募らせる…….その月齢と連動するようにしっかりと一日一日の確かな証として存在するドットのデイトポインター、そしてセンター位置にカウンターとしてキュートな装いを魅せる曜日と月が寄り添いダイアル全体のバランスを整え、モバド最高峰モデルとしての威信を永遠の美と実用性に名において60年の時とともに深く深く見る者の魂に投げかけてくる。そしてマニュファクチュールモバドの最大の証たるこの一品に搭載されている”Cal.473″という存在。3、4番車、ガンギ車を受ける独特な形状をしたクラウズブリッジには、それぞれの軸受たるルビーの受け石すべて曲面にし保油率を高めるオリーべの技法を施し、そのすべてにゴールドのシャトン留めで耐久性を高めクオリティーの高さとマニュファクチュールモバードの真実の凄さのプロローグの余韻を感じさせてくれるのは言うまでもないだろう。
ダイアルは60年の時を語る当時のままの完全オリジナルコンディション、希少すぎる18金無垢のローズゴールドは、目立つキズも一切に無し。完璧とも言えるビンテージコンディション。最高すぎる一品としてご紹介したい。
1944年、”Cal.220″を自動巻きをモバド初とし、そのキャリバーに一体型モジュールを導入することで、カレンダー機構を一式、地盤に合わせることで月、曜日、デイトカウンター”トリプルカレンダー”を装備した自動巻きを世界に先駆けて発表した。いわゆる”Cal.224″搭載の伝説”カレンドマティック”である。そしてそれは6時位置の永久秒針と同位置に月と曜日を表示させたモデルを源流とした”カレンドラックスふから誕生していったのは言うまでもないが、その源流をたどるとやはり、手巻きの”Cal.470の存在は偉大であろう。モバド初のカレンダーモデルとして1930年代に登場したカレンドグラフは、1915年りオリスから始まり、ヴァシュロンでカウンター式が世に日の目を浴びることとなり、それ以降、各メーカーがカレンダーモデルを登場させることとなるが、そのほとんどが、エボーシュ供給キャリであり、バルジュー社”からは”Cal.90″、ア・シールドからは多くの派生キャリを排出した”Cal.1100″、コストパフォーマンスを図ったランデロンのCal.189など世界は熾烈なカレンダー開発合戦へと突入していった。しかしその中で確かなクオリティとマニュファクチュールとしてのプライドとして他メーカーとは全く違う独自のステイタスを持ちえたのが”ユニバーサル・ジュネーブ”と”モバド”であろう。当然最高峰としてトリカレにムーンフェイズを装備したユニバの”Cal.291″の存在は伝説となるが、ユニバーサルは、独自のモデルも発表したこともある”マテール社”を買収しムーブメントを依存していたことで、100%マニュファクチュールとは言えないだろう。そうなると100%マニュファクチュールとして世界の頂点に立つのは、モバドの”Cal.473″カレンドグラフにムーンフェイズ機構を装備した伝説キャリである。そしてその伝説キャリを装備したモデルが、1942年モバードからセンセーショナルなモデルとして” SELECTGRAPH/セレクトグラフ”が発表された。