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MODEL | サブシー クロノグラフ ブラックダイアル マッシュルームクラウン |
MOVEMENT | Cal.95M |
AGE | 1950年代 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 36mm(クラウン含めず)×42mm(ラグ to ラグ)×14mm(厚さ) |
伝説クロノグラフCal.95M★モバード サブシー★希少ブラックダイアル ステンレススティール
SOLD OUT
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1969年、同時、世界初”ハイビート”自動巻きクロノグラフ開発
スーパーハイビート3600振動、モバード”HS 360″ ….ゼニス”エルプリメロ”
そして、それは、ある伝説のキャリバーから誕生したことは真実である。
1969年10月にゼニスとモバードで開発された自動巻きクロノグラフ”3019CH”は、モバドの”HS360″としてデビューを飾り、ゼニスの”エルプリメロ”として世界へ確固たる地位を築いたのは誰でも知ることであり、その最大の特徴は、36000振動という熱いビートを叩く為に、mmという空間にぎっしりと隙間無くこれでもかと信じ難いパーツ個を使い組み立てられた容姿に圧倒されることであろう。
それは、その後の”ゼニス モバード モンディア ホールディング社”としての歩みを裏付けるものとして存在したのかもしれない。しかしそこにはある伝説的ストーリーの上になりたっていることを我々は忘れてはいけない…….
………..『キャリバー”95M”』
1881年から完全一貫性のマニュファクチュールとして、複雑キャリを得意とし、トリプルカレンダーなどのモデルを1930年代には既に発表し、1940年代初頭、自社クロノグラフキャリ”Cal40″までも開発してしまうという世界に名だたるクロノグラフメーカーとして君臨し、ロンジンの”Cal.13ZN/30CH、ミネルバ”13-20CH”、と並び世界3大クロノグラフと言われ、頂点を極めた。
当然、伝説と言われる逸品にはプロセスがその伝説ストーリーを語るプロセスが必要となり、成し得たものだけが、伝説となる。
まず第一に機能性が挙げられよう。通常の2時位置のクロノグラフのスタート、ストップ、リスタート、4時位置のリセットがすべて逆となっている。これは、2時位置プッシャーにスタート機能を置くことにより、スタートプッシャーを押し、それを無理なく、爽快に、尚且つダイレクトに8枚のピラーを擁したホイールに伝える為に、オペレーティングレバーを通常の半分に短くすることに成功した。
そして次に必要なのが独自の創造性であろう。2時位置にスタートをもってくることにより、逆に、4時位置のリセットプッシャーからリセットハンマーは、遠ざかり、それまでにいくつかの連動するパーツを組み入れることとなり、クロノグラフ中間車が必然的にテンプ側に配置することとなりテンプが半分隠れる形となった。しかも独特な形状をしたカップリングクラッチを制御するバネが、テンプを跨ぐ形で装備されている様相はクロノグラフのそれまでの基本的配列を覆す形となっている。当然、一目見ただけで、モバードとわかるブリッジは、他クロノグラフの常識を覆すひし形に近い形状となっている。
そしてスイス時計として一番大事なのは、芸術性である。ロンジンの13ZN、30CH、そしてミネルヴァの13-20CHと同じく、パーツひとつひとつを丁寧に仕上げ、クロノグラフ機構のパーツまでもアングラージュとしての面取加工を施し、リセットハンマーにさえもアングラージュを施している。これは、3社だけであり、いかにバルジュ”72″がパテック、そしてロレックスのキリーとして伝説となり、又ユニバーサルのトリコンが、神と呼ばれたとしても、この13ZN,30CH,13-20CH,そしてモバードの”95M”のクオリティーの高さに敵うものではないことを皆様にお伝えしたい。
そして今回ご紹介するその伝説キャリバー”95M”を搭載する逸品は、そのコンディションに驚かされることであろう。何とダイアルは希少なブラックダイアル、当然モバドのエンブレムを素直に12時位置に表現した最高の逸品。ブラックのマット感の優しい風合いを感じるキャンパスにイン溝仕上げされた3時位置30分積算計、6時位置12時間積算計、12時位置の永久秒針の3つのインダイアルは、それぞれ繊細に細かく指標を与えられ、コナーラインのタキメーターも繊細に力強く描かれ、ブラックのダイアルに50年ほど経った今でも絶大な視認性を確保している。ケースはフロントからケースサイドにステップをつけ、ステンの鋭利な特徴に曲という部分として表現することで、鋭利な輝きを分散させ柔らかさを持たせつつ、その鋭利な部分も合わせ持つ独特な世界を演出している。そして見るとついにこにこしてしまう3時位置にとてつもない存在感を出すモバード独特の”マッシュルームクラウンにもモバードのエンブレムが刻まれ、そのマッシュルームを巻き上げた瞬間、とてつもないロービートの鼓動が静かに手を介し心の奥にまで伝わってくる。
そしてMOVADO/モバドの言葉にかくされた真実、その意味…それは紛れもなく現実に存在し、そして今でも語られていく大切な意味ある言葉であることは間違いない…..
“always in motion”……