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MODEL | ワンプッシュクロノグラフ クッションケース 2レジスター |
MOVEMENT | Cal.13 |
AGE | 1930年代 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 32.5mm/横径リューズ含めず”含み35mm”×40.3mm/両ラグ先端まで |
幻!Cal.13 ワンプッシュクロノグラフ 2レジスター★ミネルバ★クッション1930’s ステンレススティール
SOLD OUT
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その角穴が丸出しとなる大胆で個性のあるその様相….ピラーが通常よりもセンターラインからやや左側に配置することで、輪接するスプリングも長くなりクラッチングレバーにスムーズな駆動を実現することが出来る。しかしその分、オペレーティングレバーが一般的なものよりも長く、当然その位置からはリセットハンマーも長くなり、そこには各部位のスプリングも長くなり外れやすくなるのが一般的だが、そのスプリングは細い上で強度であり、60年以上経った今でもその強さを伺えることが出来る。リセットハンマーに関しては、当然長くなれば0ポジションへのリセットが甘くなりがちだが、クラッチング部分にハートカムに動力が必要以上に伝わらないように特別なL字型の制御レバーが備えられている。ピラーは5つとなりその分、クロノグラフのプシャーを押した感覚がしっかりと手に伝わってくる。
1923年に伝説が始まり、30年代に入り、そのモノクロノグラフとしての存在はストップウオッチメーカーとしての威厳の確信として10ライン、11ラインとして受け継がれ、13ラインとしてマニュファクチュールたるクロノグラフの世界をどのブランドよりもクオリティーの高さで確立した。
今回こ紹介する”キャリバー13クロノグラフ”。ワンプッシュの初期のものは滅多に存在しない。市場に出回ることはまず無いと言えよう。特にペンシル針の夜光の直し以外、ダイアルは完全当時のままのコンディション。オールアラビアンのアワーズも夜光が枯れ、最高のビンテージを感じさせてくれる。特に30年代に流行ったように、そのクッションケースは、ダイアルの”WATREPRROOF”の通り、スナップバックであるが、ケースバックケースにアソビの無いよう、7時位置のケース裏にバックケースと噛み合わせ用の凹凸部分を設けといる。30年代の初期は未だミネルバ特有のアローマークかケース、ムーブメントにも無く、希少性を感じさせる。マニュファクチュール”ミネルバ”の妥協の許さぬ真実の詩がこの一品から聞こえそうだである。
様々な独自の形状、機能を備え、マニュファクチュールとしてリシュモングループに買収される瀬戸際までその誇りを捨てずに、たった40人たらずの従業員でパーツ、ネジ一本に至るまで自社で生産したミネルバ史上、最高のキャリバーである…..