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MODEL | メモボックス アラーム |
MOVEMENT | Cal.825 |
AGE | 1956-60年頃 |
MATERIAL | 18金無垢シャンパンゴールド |
SIZE | 37mm |
極上18金無垢シャンパンゴールド★ジャガー・ルクルト メモボックス★伝説アラーム Cal.825
SOLD OUT
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あの日、君に捧げる言葉も無く、いや..心から喜んでやることが
君への最高の贈りものだとは、わからなかった。
僕は、何度も何度も祈った。
一瞬でいいから時間が、止まってほしいと…
鐘が、鳴った…
それはまるで幻であるかのように、すべてを…そして思い出を…
のみこむかのようにゆっくりと奪い去っていった。
僕は、忘れない。
あの日のことを、決して、忘れない………
20年経った今日もあの日と同じ駅のホームに僕はいた。
そして、気が付くとそこにはあの日と同じ君の笑顔と、そして…
肩をぎゅっと強く抱きしめる大切なもう一人の君がいた。
そして今日も、あの日と変わらず
鐘が、鳴っていた
『愛の鐘…』
1946年初めてとなる自社自動巻”Cal.476″の開発へと至ったルクルト。その翌年の1947年には、1938年に株の80%を保有することで事実上ルクルトの傘下となった”ヴァシュロン・コンスタンチン”をグループに向え、同保有キャリとなる”Cal.477″の開発に至り、更にその翌年1948年には歴史にその名を残した”カウンター式バワーリザーブ”を世界で初めて世に出した”Cal.481″の誕生、その後初めての全回転ローター自社キャリとして”Cal.493″の歴史と並行しながら1954年、”481キャリ”を大幅に改良した19800振動に上げた自動巻キャリバー”Cal.812″がバンパーが誕生した。又そこにデイト機能を装備した”813キャリ”が誕生し、そしてその後、ルクルトの歴史上最後となり、言い換えればバンパーの歴史の集大成として1956年、世界初自動巻アラームモデル”MEMOVOX/メモボックス”を世に出した”Cal.815″、そしてデイト付きキャリバー”825キャリ”が誕生した。
1965年頃、この”Cal.825バンパーキャリを搭載したあるモデルが登場することとなる。そこにはEという頭文字から始まるリファレンスを与えられ、そしてダイアルにGran Turismoたる最高のパフォーマンスを持った”GT”という最高の称号を刻んだ一品が誕生した。 1969年クオーツ到来により高振動化へと進み、ジャガールクルトも28800振動の自動巻アラーム”Cal.916″を開発することとなる。 それは”GT”の名をHPG(HI PRECISION GURANTEED)に変え、新しい時代の幕開けとなった。そしてこの”GT”モデルを最後に人の手で作り上げた18000振動というロービートの時代の幕が閉じることとなる。 人は時間という流れの中で生き、止まることの永遠の時間と向き合い一生を終える。ただその時を想いでとして感じられた時、人生とはこの上ない幸せを感じることが出来るであろう。 大切な人との待ち合わせで、その時間をアラームでセットし、やっとの思いで間に合った約束の時間、様々な大切なその一瞬を迎える為にアラームという時の鐘が必要であったように、今もう一度ロービートという温かみのある時代が必要であるのかもしれない。