激希少14金無垢シャンパンゴールド/ステンレススティール☆Ref.E2645 ★ルクルト クロノグラフ★バルジュCal.72

ユグノー戦争から始まりフランスから亡命し、1675年”ジャック・ルクルト”がジュラ渓谷に移り住んでから始まったあるマニュファクチュールの歴史、変わらぬ神聖の地として300現在も年以上経った現在でもその地にジャガー・ルクルト社は存在するが、1833年、そのジャック・ルクルトの子孫であるアントワーヌ・ルクルトの時計工房設立により本当の意味でのマニュファクチュールの歴史、そしてスイス時計史最大の革命の始まりとなる。それはオーデマ・ピゲ創業者”ルイ・オーデマ”の人生に多大の影響を及ぼし、パテック・フィリップ社が世界一のコンプリケーションメーカーとして確率する為のベースともなり、ヴァシュロン・コンスタンタンを傘下にすることにより世界の足掛かりとし、すべてそれは、世界の時計史の要となっていったのは言うまでもない。それは2代目エリーに引き継がれ、3代目ジャック・ダビィド・ルクルトとカルティエ兄弟に時計製造のイロハを教えたフランスのジャガー社”エドモンド・ジャガー”との出会いにより、ジャガー・ルクルト社への確率となっていったが、そこまでの道なりに新たな変革となったのが1964年であろう。ヴァシュロン・コンスタンタンの独立、それに伴う経営陣の移動により他社資本導入、ジャガー社のIWC買収、そして社名の変更など、当然、その時代生産数はジャガー・ルクルト社最大とはなるが、クォーツショックに伴うクォーツムーブメントへの移管、それに伴い途中生産終了したモデルもあり、ジャガー・ルクルトファンにはたまらないレアなモデルが存在することもこの時代のモデルの特徴でもある。1968年に発売されたマスター・コンプレッサーに影響を与えた伝説アラーム名機”825キャリ”を搭載したメモボックスポラリスなどはその代表モデルとも言え、現在では市場に出れば100万円は下らない。そんな時代の真っただ中に登場したのが、今回ご紹介するルクルト社製の”Ref.E2645″クロノグラフである。この年代独特のスティールの塊を抉り取るかのような造形を唱えた独特の趣、持った瞬間にずしりとくる感触、スクリューバックの防水ケースは12mmという分厚い様相となり、見ているだけで時間が知らぬ間に過ぎてしまうほどの魅力を感じる。それはバックケースに刻まれた14K　BEZELが示すとおり、シャンパンゴールドの14金無垢のベゼルが、そのレールウェイ造形により、未知なる光のイルミネーションとしてこの一品の存在価値を高めている。当然、そこに一目惚れしてしまいそうなダイアルは、ライトブルーの落ち着きのある風合いとなり14金無垢のアプライドインデックス、そしてルクルト社としての最後の役目を果たすかのような”LECOULTRE”の文字がアプライドの立体的造形としてこのモデルのすばらしさを見事に象徴づけている。そしてルクルト社が搭載するのに許したキャリバーは、当時存在したエボーシュメーカー最高機種”バルジュ72″。クロノスタートプッシャーを押したと同時に動き出す、長くしなやかなオペレーションハンマーが下段ピラーを動かし、下段ピラーにカップリングクラッチが絡みあった瞬間、ピラーホイールにも関わらず手に伝わる独特なずっしりとした感触は、この一品を手にした者だけが語れる最高のステイタスともなろう。そしてヴァシュロン・コンスタンタン独立の1964年以降の証たる”VXN”表示のないスイスルクルト社製造の”ルクルト販売株式会社の一品としての風格を備えた一品であり、ケース、ベゼル、バックケース、当然ダイアルも含め、目立つキズ、ヤケの無い最高の一品であることを皆様にお伝えしたい。