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MODEL | Ref.23303-42 マスタークオーツ ラウンドケース |
MOVEMENT | Cal.352 |
AGE | 1970年代 |
MATERIAL | ステンレススティール |
SIZE | 約37mm/横径リューズ含めず×4Omm/両ラグ先端まで |
クオーツファースト★ジャガー・ルクルト マスタークオーツ Ref.23303-42★Cal.352
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交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動する特性を持つ水晶を利用し、32,768Hzで振動する水晶振動子を使用することで月差15-20秒の高精度に成功させたクオーツ、1960年に入り、腕時計として量産への開発は世界規模になり、1967年には、オメガBeta2で有名なスイス”Centre Electronique Horloger (CEH)”によるBeta1とセイコー”アストロン”のプロトタイプが誕生した。そして1969年には時計の周波数基準となる32768Hzの振動数を利用したクオーツをジラール・ベルゴが開発に成功、セイコーが特許をとったことで世界初としての栄誉を勝ち取り、1972年はそれまでの60万円以上のクオーツを一気に10万円台としたセイコーにより世界はセイコー一色となっていったが、同年、ジラール・ペルゴは”Cal.GP352″を開発、価格的にも安価なものとしてスイスメーカーに卸し、スイス時計産業の威厳を守った形となった。
そのGP352を搭載した一品がまさに今回ご紹介するジャガー・ルクルトの”マスタークオーツ”である。1972年、ジャガールクルト販売株式会社は、そのCal.352の調整をルクルト社が受け持つことで量産化に成功、最初のクオーツを発表した。今回の一品のごとく、裏蓋にはその紋章を刻み、ダイアルにはクオーツのその独特の針の動きを強調する為に、その軌跡を証するかのように歯車のような目盛りのを描いている。現在ではなかなかお目にかかれない一品となったマスタークオーツ、ケースすべて目立つキズも無く完璧なコンディションであるが、ドットの夜光がいやにその暗雲の時代を語り始めるように、クオーツの幕開けを象徴するそんな漂いが感じられる一品である。